｜ FJクルーザーはいつか乗りたいクルマのひとつではある ｜
その夢ももはや中古でしか叶わなくなってしまったが
さて、トヨタFJクルーザーの生産が終了した、との報道。
え？まだ生産されていたの？と驚く向きもあるかもしれませんが、中東、フィリピン、南アフリカなどの一部市場向けとしては生産が続いていたわけですね。
そう、今までは。
ちなみに日本では一度販売終了がアナウンスされ、その際にはショップがFJクルーザーの在庫を買い漁って高値で売ろうとしたことがあったのですが、なぜか販売終了のアナウンスがあった後にも販売がしばらく継続され、ショップの目論見が不発に終わってしまったということも。
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ついにトヨタFJクルーザーは全世界向けの生産が終了
そして今回報じられたのが「全世界、どのマーケットに向けたFJクルーザーの生産も終了した」というもので、これは今までFJクルーザーの販売が継続されていたアフリカ市場広報担当者がカーメディアに対して述べたもの。
これによると「2022年12月をもってFJクルーザーの製品ラインをグローバルで廃止することが確認された」とのことなので、南アフリカ市場だけではなく”全世界で”生産が終了したということになりそうです。
FJクルーザーはこんな誕生の経緯を持っている
FJクルーザーのデザインは、もとを辿ると2000年にロッド・ミレンが製作したFJ45のレストモッド「レトロクルーザー」。
ロッド・ミレンはトヨタのクルマを駆って多くのレースを制しており、その観点からもトヨタと縁の深いレーシングドライバーです。
これが話題となり、当時「なにかいい企画はないか・・・」と考えていたトヨタの目に止まって、そのコンセプト通り「レトロなランクルをイメージしたクルマ」を本家トヨタが開発したのがFJクルーザーだと言われていますね。
現在のところ、このFJクルーザーの後継モデルについては話が出ておらず、「コンパクトクルーザー」「FT-4X」がFJクルーザーのあとを引き継ぐのではないかという話も出ていますが、実現の可能性は限りなく低く、当面は後継モデル不在のままとなるのかもしれません。
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参照：Cars.co.za