「それはセンチュリーであってセンチュリーではない」？トヨタがセンチュリーSUVの「ど迫力」フロントを公開。どうやら本気でロールス・ロイスに対抗するようだ

｜　まさかここまでの「ワル顔」になるとは想像していなかった　｜

おそらくセンチュリーSUVは想像を遥かに超えた存在となるだろう

さて、トヨタがセンチュリーEVの「別ティーザー画像」を公開。

前回の「リア」に加え、今回は正面からの様子を捉えたものとなっていますが、フロントグリルを見ると「センチュリー」特有の鳳凰エンブレムが装着されていることを見て取ることができ、（トヨタはこのクルマについてセンチュリーだと明言していないものの）やっぱりこのクルマはセンチュリーのバリエーションであることがわかります。

おそらくその迫力はロールス・ロイス以上？

今回のティーザー画像を見るに、「センチュリーのエンブレムを持ちながらも、センチュリーとは全く異なる」デザインを持つことがわかり、ヘッドライトは2×2の「クワッド」配列。

L字型に光る4つのデイタイムランニングランプ、そして奥にはプロジェクターと思しき発光ユニットが内蔵されていますが、ヘッドライトユニットはブラックアウトされているもよう。

そして驚かされるのはフロントグリルのサイズであり、これはかなりの横幅を持っていると考えてよいかと思います（この幅広グリルの実現のためにヘッドライトを縦二段配置にしたものとも考えられる）。

加えてグリルフレームはロレックス・デイトジャストのベゼルのようなカットが入っており、これは自動車用のグリルとしてはかなり珍しい部類かもしれません。

いずれにしても、一見してとんでもない迫力、そして精密な仕上げを持つことがわかるクルマでもあり、センチュリーEVに飛びつく人も相当数出てきそうですね（もしかすると新たなトレンドとなるかもしれない）。

センチュリーSUVは「クルマの未来を変える」

このセンチュリーSUVはアルファード/ヴェルファイアの発表イベントの際に「チラ見せ」されたことが（公式での）初出となっていますが、その際にはトヨタのチーフ・ブランディング・オフィサー、サイモン・ハンフリーズ氏が以下のように語っています。

トヨタ・センチュリーは究極のショーファー・ドリブン体験ですが、未来に向かって進化していかなければなりません。そして今年の後半には、トヨタのショーファー・シリーズに新たに加わる1台と、その結果を分かち合う機会を持ちたいと思っています。それは間違いなく、クルマの未来を変えるという私たちの使命における印象的な一歩となるでしょう。

ここで重要なのはトヨタが「センチュリーでさえも進化せねばならない」と語っていることで、（その名がセンチュリーとなるかどうかはわからないものの）センチュリーの派生モデルといえど「それはセンチュリーであって（いい意味で）センチュリーではない」のかもしれませんね。

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参照：TOYOTA