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新型トヨタFJクルーザーは「ハイラックスチャンプ」の車台を使用して開発が進められている?ランクルファミリーの末弟として「求めやすい価格」での提供を期待

新型トヨタFJクルーザーは「ハイラックスチャンプ」の車台を使用して開発が進められている?ランクルファミリーの末弟として「求めやすい価格」での提供を期待

Image:Toyota Motor Thailand

| そしておそらく、新型FJクルーザーは「コンパクトクルーザー顔」が与えられることとなるであろう |

トヨタは「あらゆる用途、あらゆる地域、あらゆる人々」に対応できるランクルを揃えようとしている

トヨタは現在ランドクルーザーファミリーを拡大しており、地域によって展開内容は異なるものの、ランクル70、ランクル250、ランクル300をラインアップしています(さらに地域によってはピックアップやキャビンのみで”後部なし”といったベース車両も)。

加えてピュアエレクトリック版のランドクルーザー Seコンセプト、月面を走るルナクルーザーにまで「ランドクルーザー魂」が波及しており、今後ランドクルーザーはトヨタにおけるひとつの、しかし大きなサブブランドとして機能するであろうことも伺える、というのが現在の状況です。

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こういった傾向については、もちろん「唯一無二のランクルブランドを有効活用して利益を最大化する」という営利企業としての目的もあるかとは思いますが、世界中にて様々な人々が様々な用途にてランクルを使用しているという現状を鑑み、「高級、ガソリン、ディーゼル、トラック、安価、その他諸々」様々なランクルの選択肢を提供することによって、ランクルを求める、そして必要とする人々の期待に沿いたいという使命感のようなものが大きく関係しているのかもしれません(このあたりはマルチパワートレーン戦略と思想を共にするのかもしれない)。

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新型トヨタFJクルーザーは「ハイラックス チャンプ」とフレームを共有?

そこで今回報じられているのが新型「FJクルーザー」のウワサ。

この新型FJクルーザーにつき、昨年末にトヨタが「ランドクルーザーFJ」の商標を出願したことからわかるとおり、ランドクルーザーファミリーに組み込まれることになると考えてよく、そしておそらくは「(多くの人が入手可能な価格を掲げる)末弟」として機能することになる可能性が大。

トヨタが商標「ランドクルーザーFJ」を出願。すでに「ランドクルーザーベース」も登録済み、別途「ランドスケープ」も出願され「ランクル一家」を拡大か
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そのため、ランクル300、ランクル250と同じ(コストの高い)GA-Fプラットフォームを使用するわけにはゆかず、先日タイ向けとして発表された「ハイラックスチャンプ」に採用されるIMV 0プラットフォームを使用することになるのでは、と言われているわけですね。

なお、この「ハイラックスチャンプ」は”半完成”状態で販売し、購入した顧客が自分の用途やライフスタイルにあわせて完成させるという異例の販売方法を持つクルマ。

基本的形状は「ピックアップトラック」となるものの、もちろんラダーフレーム採用という性質上「どのようなボディ形状にも対応でき」、実際に東京モビリティショーにおいてトヨタモーターアジアパシフィック(TMAP)のハオ・コック・ティエン氏は「(ハイラックスチャンプに採用される)IMV 0プラットフォームはピックアップトラックに限定されるものではなく、SUVボディも開発中」とコメント。

よって新型FJクルーザーは「半完成」ではなく、ちゃんと完成した箱型SUVボディが与えられた状態にて発売されると考えてよく、ハイラックスチャンプに比較して「比較的上質で高級な」インテリアが与えられるとも見られているようです。

なお、このIMV 0プラットフォームを採用するのはハイラックスチャンプの他イノーバ(MPV)などがありますが、トヨタとしてもこのプラットフォームを幅広く使用することでコスト低減を図ろうと考えているはずで、となると今回の「FJクルーザーはハイラックスチャンプの箱型ボディ版として登場」というウワサもがぜん真実味を増してくるのかもしれません。

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参照:CARBUZZ, Toyota Motor Thailand

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