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トヨタが北米にて「ほぼ全車種、4万台近く」にリコールを届け出。「オプションに貼り付ける重量記載ステッカーの数値を間違えました」

トヨタ

| ラベルの貼り間違いは皆無ではないが、ときどき報じられるリコールでもある |

ただしトヨタにしては珍しい「イージーミス」である

さて、トヨタが北米にて23車種(つまり現在北米で購入できるほぼすべてのトヨタ)に対しリコールを届け出。

対象数は33,848台にものぼるのでけっこう大きなリコールということになりますが、これは機能上の欠陥やソフトウエアに関する問題があるわけではなく「一部の車両に誤った重量定格を示すステッカー(ラベル)が貼られているため」なのだそう。

ランボルギーニ
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問題はトヨタ純正アクセサリーの「重量表記」

米国道路交通安全局(NHTSA)によると、今回問題となっているのは「トヨタ純正アクセサリー」。

このアクセサリーを販売しているのは「ガルフステート・トヨタ」なる北米トヨタの子会社ですが、ここが販売するアクセサリーに記載していた重量に誤りがあり、その「誤り」の幅がけっこう大きいために車両の最大積載重量に影響を及ぼすのだとされています。

どういうことかというと、車両にアクセサリーが追加されると最大積載量にも変更を加える必要があり、たとえば50kgぶんのアクセサリーを追加している場合、その車両の最大積載量は「50kgぶんマイナス」されるべきであるのですが、今回はそのアクセサリーに貼られるラベルの記載重量が間違っているため、結果として最大積載量に(誤った)影響を及ぼしてしまうというわけですね。

今回のリコールにつき、どういったアクセサリーにつき、どれくらいの誤差が表示されているのかは明らかにされていませんが、届出内容によれば、6月下旬の検査にて「ラベルに誤った値が記載されている車両が見つかった」とされ、さらに詳しく調べたところ、「プログラミング エラーにより、システムが複数のアクセサリー部品に誤った重量を使用していた」ことがわかったとのこと。

そしてそのアクセサリーの範囲は結構広く、タンドラやセコイアのような大型SUV用のパーツから、日常の足として乗られるカローラまでの「2023年モデルと2024年モデルまですべて」が含まれます。

ただ、この問題の修正はさほど難しくはなく、「正しい情報が記載された新しいラベルが、影響を受ける(そのアクセサリー=オプションを装着した)所有者に無料で送付され、消費者がそれを張り替える」だけで問題が解決するといい、大きなトラブルとなることはなさそうですね。

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