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| トヨタ、新型「ベビーランドクルーザーFJ」をついに公開 |
現時点ではランドクルーザーFJの価格含む詳細は公開されていない
トヨタ自動車がジャパンモビリティショーを前にして、ついに新型ランドクルーザー「FJ」を発表。
熱い期待が寄せられていたこのコンパクトオフローダーは、ランドクルーザー250シリーズよりも27cm短く、より小型で手頃な価格を期待できる一台です(価格含む詳細は未公表、日本では2026年に発売予定)。
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【基本スペック】ハイラックス・チャンプとの共通プラットフォームを採用
そこでこのランドクルーザーFJについて見てゆきたいと思いますが、新型ランドクルーザーFJは、主に東南アジアにて発売されているピックアップトラック、「ハイラックス・チャンプ」と共通のプラットフォームを使用しています。※画像を見るとけっこう小さく感じるが、「数値」としてはかなり大きい
- 全長: 457.5cm※スペアタイヤを含むかどうか不明
- 全高: 185cm
- 全幅: 196cm※ミラーを含むかどうかは不明
- ホイールベース: 258cm
パワートレインには2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載して最高出力163馬力、最大トルク246Nmを発生させ、駆動方式はパートタイム4WD、トランスミッションは6速AT。
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【設計の特徴】修理容易性とカスタマイズ性を徹底追求
ランドクルーザーFJは(ハイラックス・チャンプと同様に)カスタマイズ性の高さが大きな特徴で、装備を取り付けられるMOLLE(モール)システムパネルを採用。
トヨタは「ランドクルーザーFJのモデルライフルサイクル中に様々なオプションパーツを導入する」と述べており、公開された写真には本格的なオフロード走行を可能にするシュノーケル(吸気管)を装着したバージョン、2通りのヘッドライトも確認できますね。
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さらにはメンテナンス性を大幅に向上させることを目的とし前後バンパーのコーナー部分が分割・着脱可能な設計となっていて、軽微な衝突などでバンパー一部が損傷した場合は「その部分だけ」を交換すれば修理完了。
修理コストの削減と廃棄部品の最小化につながる画期的な仕様を持つことも特筆すべき点であり、様々な観点から「新しい手法が取り入れられている」のがこのランドクルーザーFJだといえそうです。
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【デザインコンセプト】伝統を受け継ぐ“かわいい”剛健スタイル
加えて、その外観はランドクルーザーから受け継いだ伝統的なボクシーで力強いデザインを採用しており、丸形ヘッドライト、がっしりとしたボディクラッド、リアドアに装着されたスペアタイヤなどによって「愛嬌がありながらももタフな印象」を醸し出しており、現在の秘本の自動車市場のトレンドを鑑みるに「非常に高い人気」を誇ることは間違いなさそうですね。
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インテリアは機能性を重視した「トヨタらしい」レイアウト。
大きく存在感のあるギアセレクターと分厚いダッシュボードに横長に配置されたスクリーンが目を引きます。
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【未来への布石】電動オフローダー「Land Hopper」も開発中
トヨタはさらに、電動オフローダーの新コンセプト「Land Hopper(ランドホッパー)」の開発も進めていると発表し、このエレクトリックバイクはオフロードコースを走破するために設計され、「ランドクルーザーが行ける場所を超えた先」へと冒険の領域を広げることを目指している、とのこと。※「ランドホッパー」は以前に商標が出願されている
ランドホッパーの発売時期については現時点では未定ですが、ランドクルーザーに搭載することを前提としている可能性が高く、こちらの発売にも期待したいところですね。
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【まとめ】実用性と遊び心を融合させた新時代のコンパクトオフローダー
今回発表された新型ランドクルーザーFJは、トヨタが考える「これからの実用車」の一つの答えといえ、交換可能なバンパーによる修理容易性、MOLLEパネルによる高いカスタマイズ性、そしてコンパクトながらも剛健なデザインは仕事とレジャーの両方でユーザーを確実にサポートすることが期待されます。
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日本では2026年半ばの発売を予定しており、今月末から始まるジャパンモビリティショーで一般公開されますが、残念ながら日本国内での詳細な仕様や価格はまだ明らかになっておらず(アメリカでは出力不足、欧州だと排ガス規制の関連もあってか、日本国外での販売は検討中とのこと)、しかし今後の情報公開、そして「ランドクルーザーファミリーの拡充」にますます注目が集まりますね。
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新型トヨタ「ランドクルーザーFJ」ワールドプレミアの様子はこちら
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