| わずか3年でここまでのレプリカを集めたようだ |
さて、カナダはアルバート州にて、ワイルド・スピードに登場したクルマのレプリカを24台も所有する男がいると話題に。
なお、詳しいロケーションは明かされておらず、もちろんこれは「所在地が明らかになれば、一瞬でクルマたちが盗まれる危険性があるから」。
そしてこの男、その名をヨルグさんといい、すべては3年前からはじまった、とのこと。
ちなみにヨルグさんのガレージはこんな片田舎にありますが、その中にレプリカたちが格納されているようです。※このほかにも厳重なセキュリティに守られたガレージにコレクションを分散させている
最初はブライアン仕様のグリーンのエクリプスからはじまった
ヨルグさんによると、すべてのはじまりは「グリーンのエクリプス」。
もちろんブライアン(ポール・ウォーカー)が乗ってレースに挑んだクルマで、このクルマを所有することは同氏の「夢」。
そこでこれを3年前に製作したそうですが、そこから「ワイルド・スピードに登場したクルマのレプリカ製作が止まらなくなった」とのこと。
なお、ワイルド・スピードシリーズにて、登場するクルマの手配やカスタムを行ったクレイグ・リーバーマン氏も「このグリーンのエクリプスが一番だ」と語っていますね。
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なお、ヨルグさんのガレージを見るとワイルド・スピードグッズで溢れており、相当なファンであることがわかります。
そして現在は大量のレプリカに囲まれているわけですが、いずれも高い精度を誇っており、これらを3年で作ったというのは相当なハイペースですね。
まだまだ製作中の個体も
なお、現在まだ製作中の個体もあるといい、たとえば右端に黒いホンダS2000が見えますが、これはおそらく「スーキーのS2000」にカスタムされるのだと思われます。
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ちなみにヨルグさんは「35台まで作る計画があり、それ以上はさすがに(妻に怒られるので)やめようと思う」とコメント。
いったいその資金はどこから出てくるのか?
そこでちょっと気になるのがお金の話。
これだけのクルマを集め、かつ改造やカスタムを施すにはそうとうなお金がかかるはず。
動画にてヨルグさんが語ったところによると、「日本から日本車(JDM)を買付け、転売することでお金を稼ぎ、レプリカを買ったり作ったりするお金を得ている、とのこと(そんなに儲かるのか・・・)。※最低でも10台のスープラを転売したと語っている
なお、すでに完成済みのレプリカを購入することもあり、このインテグラは「ネットにて(完成済みレプリカを見つけて)購入した」そうです。
コレクションはワイルド・スピードの初期の作品に集中
コレクションを見ると「ワイルド・スピード」「ワイルド・スピードX2」「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」までに集中している模様。
その理由としては「シリーズの最初の方はレースに特化した映画だったが、その後は人を殺したりするバカらしいアクション映画になってしまった。私はクルマと人との関わりが好きだから」ということですが、たしかにぼくもそう思います(最初の頃は、何にせよトラブルがあれば”レースで解決する””レースで勝てばすべてチャラ”という潔さがあった)。
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こちらはドミニクが乗っていたマツダRX-7。
ドムのダッジ・チャージャー、そしてジェスのジェッタも。
こちらも製作中のホンダ・シビック。
そのほか、ショーンがドライブしたランエボ、ハンが所有していた日産S15シルビア”モナリザ”、シリーズ中最も醜いと言われたハルク仕様のフォルクスワーゲン・トゥーランも現在制作中だそうです。
いずれの車両も可能な限り劇中と同じ仕様にしているそうですが、ヘッドライトやサイドステップがどうしても手に入らなかったものもある模様。
ダッジ・チャージャーについても、劇中に登場したのは1970年モデル、しかし入手できたのは1968年モデルであり、ちょっとだけテールランプほかが異なる、と語っています(それでも、劇中車と同じパーツを日々探しており、入手次第レプリカをアップデートさせている)。
R33、R34世代のスカイラインGT-Rも複数台所有していて、これらだけでも相当な価値となりそうですね。
チューニングパーツの価格も高騰中
そしてヨルグさんいわく、ワイルド・スピードに登場したブランド(ヴェイルサイドなど)のチューニング/カスタムパーツも高騰中。
よってパーツを手に入れるにもけっこうなコストが掛かったり、転売ヤーの餌食にならないようにする必要がある、とのこと。
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なお、ヨルグさんはこれらのクルマを隠し持つ意図はなく、実際に様々なイベントにも貸し出しており、今後はいろいろなイベントでこれらのクルマを見ることになるのかもしれません。
ちなみに世界規模で「ワイルド・スピードのレプリカ車オーナー/ビルダー」のネットワークが存在し、日々様々な情報が交換されているようですね。
最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に登場するであろう、オレンジ色のGRスープラまでも作っているのは「さすが」です。
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参照: Roads Untraveled(Youtube)