| ヴェイダーG35のベースはスカイラインクーペ、しかしフルコンバージョンだと1600万円くらいかかるそうだ |
見たところコンディションは悪くなく、中身は信頼の日本車だけあって心配無用かも
さて、映画「スーサイド・スクワッド」でジョーカー(ジャレッド・レト)がドライブしていたクルマ、ヴェイダーG35(Vaydor G35)が中古市場に登場。
米オークションサイト、ebayにて現在110,000ドル(現在の為替レートにて1463万円くらい)にて販売されていますが、このクルマはめったに売り物が出ないために現地でも相当な注目を集めているもよう。
ヴェイダーG35はこんなクルマ
なお、このヴェイダーG35はインフィニティG35(日産スカイラインクーペ)ベースのコンプリートカーで、フロリダのチューニングカンパニー「ヴェイダー・ボディキット」が発売しているコンバージョンキットを装着したもの。
初出は2013年のSEMAショーだとされ、デザイナーはホットロッドの内外装を手掛けることで知られるマット・マックエンテガート氏だと報じられています。
基本的に車体構造は変更しておらず、エンジンはインフィニティG35そのままの3.5リッターV6(280馬力)を搭載しますが、ヴェイダー・ボディキットに依頼すればGM製V8エンジンへのコンバートや足回りの強化、フルロールケージの組み込みなども可能なのだそう。
ちなみにヴェイダー・ボディキットにフルコンプリートを依頼すると1700万円程度のコストが必要とのことなので、今回のebayでの販売価格にも「納得」ですね。※ボディキットだけだと260万円くらい
今回販売される車両については、ボディのコンバージョンだけではなくインテリア全般にも手が入り、さらには(車高調整可能な)エアサスペンション、フロント / リアカメラ、シザースドア、アンダーグローライト、パワードフロントナンバープレートが装備済み。
走行距離は1万キロ未満、そしてボディ表面に細かな傷、内装のヘタリなどがあるようですが、致命的な問題はなく、このクルマを購入してイベントに馳せ参じれば一躍ヒーローとなりそうですね。
なお、エンジンにはカーボン製のカバーが取り付けられ、「Vaydor」バッジが装着されています。
車体後部の収納スペースはかなり小さくなっていて、サブウーファーなどが取り付けられることに(ヒンジやウェザーストリップなど、しっかり作り込まれている)。
ヴェイダーG35のインテリアはこうなっている
そしてこちらはヴェイダーG35のインテリア。
見てのとおりランボルギーニスタイルのドアに換装され・・・。
基本的にインテリアもフルカスタム。
ブラックレザーにレッドステッチ、そしてレッドのアルカンターラが用いられていますが、カーボンファイバーのように見えるパネルは「フェイク」そしてビス留めとなっており、シフトレバー前方にあるのはエアサスペンションのコントロールユニット。
ステアリングホイールのセンターパッドにはVadorの刺繍、そしてグリップも張り替えられてトップはカーボンファイバーに。
バットマンはじめとするDCコミックの各キャラクターには熱烈なファンがたくさんおり、それを鑑みるにこのヴェイダーG35もすぐに売れてしまうのかもしれません。
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参照:ebay