
Image:Rimac
| 異色のスピード共演がもたらす熱狂 |
射出角度は「世界最鋭角」
1,900馬力オーバーを叩き出し、市販EVとして世界最速クラスの加速性能を誇るハイパーカー「リマック・ネヴェーラ(Rimac Nevera)」。
この究極のハイパーカーを打ち出すリマック・アウトモビリ社と、ドイツ最大にしてヨーロッパ最高峰のテーマパーク「ヨーロッパ・パーク(Europa-Park)」によるパートナーシップが結ばれてから3年が経過することに。
そして両者のコラボレーションの象徴とも言える存在が「数々の世界的アワードを受賞した”超過激な”ジェットコースター”ヴォルトロン・ネヴェーラ(Voltron Nevera powered by Rimac)”」で、ここでその内容を見てみましょう。
この記事の要約
- クロアチア発のEVハイパーカー「リマック」と「ヨーロッパ・パーク」の提携3周年:ハイパーカー「ネヴェーラ」と世界最高峰コースターの共演を祝う最新映像が公開。
- 世界最高峰のジェットコースター「ヴォルトロン・ネヴェーラ」:世界初の105度発射アングルやカタパルト式加速、7回の回転機構を誇り、世界的なテーマパーク賞を総なめ。
- 根底にあるのは天才発明家「ニコラ・テスラ」とクロアチアへの情熱:車とコースターを通じてクロアチアの文化・歴史を世界へ発信する一大プロジェクト。
世界最鋭の105度発射。「ヴォルトロン・ネヴェーラ」の衝撃スペックと受賞歴
2023年に提携が発表され、2024年にヨーロッパ・パーク内の「クロアチア・エリア」の目玉アトラクションとして正式オープンした「ヴォルトロン・ネヴェーラ」。
そのスペックは、リマックが手掛けるハイパーカーの異次元な加速フィールをそのままコースターに落とし込んだかのような圧倒的な完成度を誇ります。
ちなみにぼくはこういった「絶叫マシン」が大の苦手で、動画を見るだけでも血の気が引く思いです。
ヴォルトロン・ネヴェーラの主要スペック一覧
| 項目 | 詳細スペック・性能データ |
| コースター名称 | Voltron Nevera powered by Rimac |
| コース全高 / 全長 | 32.5 m / 1,385 m |
| 最高速度 | 100 km/h |
| 最鋭発射角度(ローンチ角) | 105度(世界最鋭角の射出アングル) |
| 加速機構 | 4回のカタパルト式急速加速(後方射出1回を含む) |
| エレメント | 7回の回転(インバージョン)、継続無重力感 2.2秒間 |
| アワード受賞歴 | ・TEA Thea Award 2025(アトラクション部門優秀賞) ・Golden Ticket Award 2024(世界最優秀新コースター賞) ・European Star Awards 2024(欧州最優秀新コースター賞) |
105度という垂直を超える角度で一気に打ち出されるローンチ(発射)や、後ろ向きに加速する逆噴射体験など、リマック・ネヴェーラが持つ0-100km/h加速1.81秒という「脳が揺れるような加速力」を見事にエンターテインメントへと昇華させたのがこのヴォルトロン・ネヴェーラというわけですね。
モチーフとなったハイパーカー「リマック・ネヴェーラ」の性能
今回の提携のモチーフとなった「リマック・ネヴェーラ」は、自動車の歴史を塗り替えたハイブリッド/完全電動スーパースポーツで・・・。
- 最高出力:1,914馬力(1,408 kW)
- 最大トルク:2,360 Nm
- 0-100 km/h 加速:1.81 秒
- 最高速度:412 km/h
- 駆動方式:オール・ホイール・トルク・ベクタリング(各輪独立モーター)
コースターのデザインや敷地内には、このネヴェーラのシャープなデザイン言語やカーボンファイバー、なにより「凄まじいエレクトリックパワー」のイメージがふんだんに取り入れられています。

Image:Rimac
また、アトラクションが位置する「クロアチア・エリア」では、石灰岩や樹齢800年のオリーブの木、アドリア海の美しい港町「フヴァル島」の街並みをリアルに再現しており、さらにはリマック社CEOであるメイト・リマック(Mate Rimac)氏が敬愛してやまない同郷の天才発明家「ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)」の発明品やストーリーが融合した空間となっている、とのこと。
創業者たちの想い:クロアチアという誇りと若き情熱
このコラボレーションは、単なる企業のスポンサー契約にとどまらず、そもそもの発案者はクロアチア出身でヨーロッパ・パーク運営トップ(マイケル・マック氏)の妻であるミリアム・マック名誉領事。
「大好きな故郷クロアチアの魅力を世界中の人々に伝えたい」という想いからスタートした、と説明されています。
メイト・リマック氏(リマック・グループ創業者兼CEO)のコメント
「リマック・グループの主たる使命はワールドクラスのクルマと技術を創造することですが、同時に世界ステージでクロアチアの存在感を高め続けるという第二の目標も抱いてきました。ヨーロッパ・パークとのパートナーシップは双方で大きな成果を上げており、毎日何千人もの人々が私たちの生み出した技術だけでなく、私たちが故郷と呼ぶ国の歴史と美しさを体験してくれています。」
マイケル・マック氏(ヨーロッパ・パーク管理パートナー)のコメント
「メイト・リマックとそのチームとの協力は完璧な組み合わせです。既存の枠にとらわれない若い世代が一体となり、起業家精神、加速への情熱、そしてクロアチアへの特別な想いで結びついています。妻のミリアムがインスピレーションを与え、クロアチア出身の素晴らしいパートナーとともにこのエリアを創り上げられたことを誇りに思います。」
ハイパーカー×テーマパークがつくる新しい体験型ブランディング
近年のラグジュアリー自動車業界では、単に展示場(ディーラー)で車を売るだけでなく、ライフスタイルやエンターテインメントと融合した「体験型ブランディング(エクスペリエンス・マーケティング)」が加速しており・・・。
- フェラーリ・ワールド(アブダビ):世界最速のローラーコースター「フォーミュラ・ロッサ(最高時速240km)」を擁し、ブランドの世界観を全身で体感させる先駆者。
- リマック×エウロパ・パーク:数千万円〜数億円規模のハイパーカーを購入できる超富裕層だけでなく、一般のファミリーや若い世代へ向けて「新時代のEV技術」と「自国の文化」を同時に普及・PRする巧みな手法。
クルマに乗る機会が少ない層に対しても「リマック=世界最速レベルの革新的技術」という強烈な記憶を植え付けることで、長期的なブランド価値の向上とリクルーティング(優秀な人材の確保)にも貢献している、というわけですね。
そしてこういった活動は「即」クルマの販売や利益につながるわけではありませんが、たとえば「子供の頃にワイルド・スピードを劇場で観た世代が、おとなになってお金を稼ぐようになって劇中車を中古市場で買い求めるようになり、そのため中古相場が上昇し続けている」現象のように「ジワジワと」効いてくるものと思われます。

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結論:加速の快感と情熱が国境を超える
リマック・ネヴェーラとエウロパ・パークのパートナーシップは単なる名前の貸し借りを超え、「技術への情熱」「文化への愛」「加速の快感」という共通のDNAによって結ばれた最高のコラボレーション。
時速100km・斜度105度で天空へと駆け上がる「ヴォルトロン・ネヴェーラ」の疾走感は、リマックがEVの未来に描いた情熱そのものであるとも捉えることができ、今後もこの異色かつ強力なタッグが世界中のゲストにどのような驚きを与えてくれるのかに期待が高まりますね(すでにヴォルトロン・ネヴェーラが登場してから3年が経過しているので、そろそろヴォルトロン・ネヴェーラ”R”へとアップグレードしてほしいものである)。
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参照:Rimac











