| 果たして売れる?中国からスーパーEVが発売 |
中国より、フルエレクトリックスーパーカー「Qiantu K50」の市販モデルが発表に。
これは北京のCHモーターを親会社にもつQiantu Motorが発売するもので、2014年のコンセプトカー発表から4年の歳月を経てようやく発売にまでこぎつけたもの。
これまでには内装をメインに何度かアップデートを繰り返しており、おおよそこれが「最終形態」だと思われますが、雰囲気的にはBMW i8のような、もしくはアウディR8のような奇妙なデザインを持っています。
出力は最大で436馬力
動力源は二個のモーターで、これを前後にひとつづつ装備。
それぞれのモーターは190馬力を発生するので合計で380馬力ということになりますが、イザというときには「ブースト」機能を活用することで218馬力(最大で436馬力)にまでパワーアップ。
最高速度は時速200キロ、0-100キロ加速は4.6秒、一回の充電あたり走行可能距離は380キロ(60km/hくらいで走れば510キロ走行できるらしい)。
最高速度は意図的に抑えているものと思われますが、時速200キロを出すこともそうそう無いと思われ、これを抜きにしても「なかなかのパフォーマンス」。
ちなみにPHEVではありますがBMW i8は362馬力、0-100キロ加速4.5秒、最高速度は250km/h。
スペックだけ見ると「結構近い」ようですね。
ボディサイズは全長4634、全幅2069、全高1253ミリで、かなり大柄。
重量は1960キロで、ボディパネルはカーボン製だとされています。
ところどころ仕上げが粗く見えるものの、しかし全体的には「意外と格好良いんじゃないか」と思ったり。
ステアリングホイールはフラットボトム、そしてマルチファンクション。
ブランドのマークが「トンボ」であるようですが、これが妙にリアルです。
シートはバケット形状。
EVですがセンターコンソールはけっこう高いようですね。
15インチオーバーのメインディスプレイ。
テスラ同様、ここで基本設定を行える模様。
サイドビューは結構微妙。
シート位置に比較してフロントウインドウの位置がかなり前にあり、そしてリアセクションは何となくワゴン風。
価格は1300万円ほどに設定され、年間「数百台」の販売を目指している、とのこと。
現在、中国ではこれと同様のパフォーマンスを持つクルマだと「輸入車」であることが多く、となると関税の関係でかなり高価になるため、コストパフォーマンスだけを考えるとQiantu K50はけっこうインパクトがあるのかもしれませんね。
VIA:CARNEWSCHINA