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| もはやシャオミのEVに「死角なし」 |
「スマホメーカーが作った車」という懐疑的な視線を圧倒的な「耐久性」でねじ伏せる報道がネット上を賑わせており、それはシャオミ(Xiaomi)の第1弾EV「SU7」が、18ヶ月で26.5万kmという過酷な走行を経てなお、新品に近いバッテリー状態を維持していることが判明したというもの。
記事のポイント(要約)
- 18ヶ月で地球6.6周分: 総走行距離265,000km超。毎日平均600kmを走破する過酷な使用条件。
- 健康度94.5%の衝撃: 通常なら20〜30%の劣化が想定される距離で、わずか5.5%の低下に抑制。
- 圧倒的なコスト削減: ガソリン車と比較し、燃料代だけで約10万元(約200万円以上)を節約。
- 消耗品も新品同様: ブレーキパッド交換不要、タイヤ溝も8mm維持という驚異のビルドクオリティ。
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毎日600km。ガソリン車でも悲鳴を上げる過酷なテスト
中国のSU7オーナー、馮(フェン)氏が報告したデータが世界中のEV関係者を震撼させており、彼の「SU7 Pro(後輪駆動モデル)」は、購入から476日間で26万5,757kmを走行
これはニューヨーク〜ボストン間を毎日往復するのに匹敵する、商用車並みの超高頻度利用です。
そして驚くべきことに、シャオミのスタッフが測定した結果、バッテリー健康度(SOH)は94.5%。
フェン氏自身も「良くて90%だと思っていた」と驚きを隠せない「高耐久性」が証明されたわけですね。

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詳細:なぜこれほど「劣化しない」のか?
SU7 Proに搭載されている94.3kWhのバッテリーパックを分析すると、この驚異的な数字の裏付けが見えてきます。
一般的なEVメーカーの保証が「8年または15万kmで容量70〜80%維持」であることを考えると、26万kmで94%以上という数値は、業界の常識を数世代分飛び越えたと言っても過言ではありません。
驚異の耐久性を支えるデータ
| 項目 | 詳細・数値 |
| 推定フル充電回数 | 約 506 回(理論値) |
| 実際の充電サイクル | 20-80%の継ぎ足し充電により、化学的な負荷を最小化。 |
| 他コンポーネントの状態 | ブレーキパッド交換歴なし(回生ブレーキの効率性)。タイヤ溝8mm。 |
| 冷却性能 | 冷却水の不純物ゼロ、氷点下-38℃まで対応する高い純度を維持。 |

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ライバル比較:テスラや既存メーカーとの違い
EV界の巨人テスラと比較しても、この数値は際立っており・・・。
- テスラ(Model 3/Y RWD): 保証は8年または16万kmで容量70%(つまり70%までの容量低下は許容ということに)。
- シャオミ SU7: 26万km(保証距離の約1.7倍)走っても94.5%を維持。
シャオミが採用するCATL製の最新セル技術と、スマートフォン開発で培った緻密な温度管理アルゴリズム(BMS)の融合が、この長寿命を実現したと考えられますが、このあたりはむしろ自動車メーカーよりもスマホメーカーのほうが長けている分野なのかもしれませんね。

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オーナーが語る「EVへの乗り換え」という最強の投資
フェン氏はこの18ヶ月で、燃料代だけで10万元(約220万円)以上を節約したと計算していますが・・・。
「3年以内に60万kmを走破する最初の人間になりたい」
彼はさらなる目標を掲げており、このままのペースであれば3年後、一般的な自家用車の「生涯走行距離」を遥かに超える地点で、なおも現役で走り続けるSU7の姿が見られるかもしれません。

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結論:シャオミは「車」を再定義したのか
第1世代のSU7はすでに生産を終了し、2026年4月には改良新型の発売が控えています。
今回のデータは、初期型オーナーの「リセールバリュー(残価)」に対する不安を払拭するだけでなく、「新興メーカーのEVはすぐダメになる」という偏見を完全に打ち砕くもの。
「26万km走ってもまだ新車同様」。
この事実は、今後世界中で加速するEVシフトにおいて、シャオミが強力なリーダーシップを握る決定的な根拠となりそうですね。
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参照:CarNewsChina












