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話題のピュアエレクトリックロードスター、「MGサイバースター」のスペックがついに公開。544馬力、0−100km/h加速3.2秒、航続距離は580km

話題のピュアエレクトリックロードスター、「MGサイバースター」のスペックがついに公開。544馬力、0−100km/h加速3.2秒、航続距離は580km

| 現時点では競合車種が存在せず、世界中の市場にて高いプレゼンスを発揮する可能性がある |

ただし問題は「MGらしさ」を持っているかどうかである

コンセプトモデルとして発表されてからというもの、常に高い注目を集めてきたMGサイバースター(Cyberster)。

もともとはゲームの中にだけ存在するクルマとして企画されたものの、あまりの人気の高さゆえ実際に発売されてしまったといえばその関心のほども理解できるかもしれません。

そして今回、成都モーターショーにてこのサイバースターの実車が登場することになり、はじめて技術仕様や運動性能等についての数字が公開されることとなっています。

MGサイバースターコンセプト
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MGサイバースターは544馬力、0−100km/h加速3.2秒

まず、このMGサイバースターには前後デュアルモーターが搭載されシステム合計出力は544馬力(最大トルクは725Nm)。

搭載されるバッテリーパックは77kWh、一回の満充電あたり航続可能距離は580kmとアナウンスされているものの、この電費は(緩めの数値で知られる)CLTCサイクルなので、WLTPやEPAによる評価だともっと短くなるものと思われます。

なお、MGは今後「300馬力以上のシングルモーターに64kWhバッテリー」という軽量そして廉価版も追加する予定だと報じられていますが、現時点ではそちらの情報は公開されず。

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そのほか、以前に中国工業情報化省に届け出られた数字からは全長は4,535mm、全幅1,913mmミリ、全高1,329mm、ホイールベースは2,690mm、車体重量は1,985kg(新型メルセデスAMG GTクーペ / AMG SLと同じくらい)だということが判明していますが、ピュアエレクトリックスポーツとしてはまだ軽い方なのかもしれません。

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「MGサイバースター」がついに発表目前!もともとはeスポーツのためにデザインされ、その後市販化に移されたピュアエレクトリックスポーツ。536馬力の4WD
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MGの公式サイトでは4ピストンキャリパーを備えたブレンボ製ブレーキ、「高剛性」ロールバー、イタリア人F1エンジニアのマルコ・ファイネッロによるファインチューニングについても触れているほか、インテリアではBose製スピーカーの搭載に加え、クアルコムのSnapdragon 8155チップとUnreal Engine 4.0のグラフィックを採用したインフォテインメントシステムについても言及済み(中国市場では、スポーツカーといえど、運動性能よりもこの部分が非常に強く求められるのだと思われる)。

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それでもまたMGサイバースターの価格は「未公開」

なお、公式サイト上ではすでに(中国国内で)市場の受付を開始しているにもかかわらず価格については未だ公表されておらず、しかし予想では日本円で480万円〜570万円くらいになると予想され、それでもピュアエレクトリックスポーツカーとしては「破格の安さ」でもあり、もしかすると(あまりスポーツカー人気が高くない中国でも)大きなヒットとなるかもしれません。

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さらには中国以外で販売されるのかどうかについても明かされておらず、しかし「MG」というブランドバリューを考慮すると「海外へと輸出しない手はない」のかも。

加えて「ピュアエレクトリックロードスター」は現在世界のどの市場においてもライバル不在であり、いまのうちに先行者利益を享受しておくべきなのかもしれませんね。

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ただ、ちょっと気になるのはMG-BやMG-Fのような運動性能を持つのかどうか。

現在のMGは上海汽車(SAIC)傘下にあり、「MGの商標権」を用いて中国にて設計やデザイン、そして生産を行っています。

よってかつてのMGとは全く異なる組織体制を持っており、その意味では吉利汽車に買収されたとしても「組織やDNAを失っていない」ロータスとは根本的に異なるわけですね。

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そして現在のMGが完全に中国的な考え方に染まっているのであれば(おそらくはそうなのだろう)、ファン・トゥ・ドライブ的な要素よりも、「見た目」「数字」「価格」「インフォテイメントシステム」「エンターテイメント」を重視した(つまり多くの中国産SUVのような)クルマである可能性も高く、そこがこのサイバースターの評価の分かれ目なのだと思われます。※中国はもともと自動車にファン・トゥ・ドライブ的要素を求めない傾向が強いとも言われる

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参照:MG

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