| ヒュンダイはこの「100年に一度の変革期」で一発逆転を狙っているようだ |
ヒュンダイのEVがどれほどのものなのか、「お手並み拝見」とゆきたい
さて、先日チョロっとウワサの出た「ヒュンダイ(ヒョンデ)がガソリンエンジンの開発を終了させる」という話につき、今回これが現実のものとして報道されることに。
韓国発のニュースによると、ヒュンダイは「電気自動車の次のステージに備えるため」大幅な組織改革を行っており、なんと「エンジン開発センターの閉鎖」を行った、とのこと。
ガソリンエンジンの開発中止についてはすでにメルセデス・ベンツはじめいくつかの会社がアナウンスを行っていますが、こういった報道が相次ぐと「もう電動化待ったなしだな・・・」という感じですね。
これまでの人員は「電気自動車開発チーム」へ
そしてこれまでガソリンエンジンの開発を担当していた技術チームは電気自動車の研究開発チームへとその役割が変更され、南陽(ヒュンダイ本社)ではバッテリー開発センターの新設とともに、すべてのガソリンエンジン関連センターが電動化関連ユニットに転換されたと伝えられています。
ヒュンダイは今回の組織変更、そして異なる部門を統合することで、新しい電気自動車の研究開発期間を短縮したいと考えており、例えば、プロジェクト管理チームと統合製品開発チームが1つのユニットとなって車両の初期設計から生産に至るまで「一貫して取り組む」ことでスピードアップを図るもよう。
なお、先日ヒュンダイはこれまでハイパフォーマンスカー「N」部門を率いてきたアルバート・ビアーマン氏、キアのデザインを一手に担いイメージ変革を成し遂げたペーター・シュライヤー氏を一線から退けるという判断を行っており、「実績のある上層部」ですらこういった扱いを受けているのであれば、その「下」はもっと無慈悲な扱いを受けているのかもしれません。※アルバート・ビアーマン氏は”アドバイザー”へと格下げされて残留
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ヒュンダイは今後大きな変革を迎える
ヒュンダイグループの電動化はすでに始まっており、ヒュンダイ、キア、ジェネシスのいくつかの新型車は電動グローバルモジュラープラットフォーム(E-GMP)を使用することが決定しており、今年初めに発売されたアイオニック5に続き、2022年にはアイオニック6、2024年にはアイオニック7が発売される予定。
さらにはロボット会社「ボストン・ダイナミクス」を買収したり、「空飛ぶクルマ」に対しても意欲を見せるなど「内燃機関を使用した自動車会社」から「電動化を中心とした総合モビリティ企業」への脱却を図ることになりそう。
なお、現在は自動車メーカーにとって「100年に一度の大変革期」と言われていて、この変革期をうまく利用してそのポジションを上げるのか、それとも変革の波に飲まれてしまい存在感を発揮できなくなるかは「経営者の腕次第」であり、ヒュンダイの新しい動きが吉と出るか凶と出るかは今後の成り行きを見守りたいと思います。
ちなみに日本だとホンダ、そして日産、さらにトヨタも「宇宙」に目を向けており、自動車業界の活動領域は今後どんどん大きく拡がることになりそうですね。
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ヒュンダイは「アイオニック5」を日本でも発売?
ヒュンダイは日本市場において「再度展開を行うのでは」という話があり、実際にヒュンダイの日本法人は活動を強化しており、実際にネッソ(水素自動車)とBTSのコラボキャンペーンを展開したことも。
そしてここ最近だと、日本のヒュンダイ公式サイトにアイオニック5の情報を公開しており、かつ日本向けの動画もリリースしているので、このアイオニック5は国内で発売される可能性が高いんじゃないかとも思ったりします(話題性が非常に高いクルマなので、再参入第一弾には適している)。
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参照:Business Korea, Hyundai