| ポールスターは現在中国の吉理汽車傘下、ボルボとロータスとの兄弟に相当するエレクトリックブランド |
たしかにそのデザインはカッコいい
さて、ボルボのエレクトリックブランドとしてスタートした「ポールスター(現在は独立したブランドとして機能)」。
今年3月には「O2(オーツー)」と名付けられた魅力的なエレクトリックロードスターコンセプトを発表していましたが、今回そのO2コンセプトと「ポールスター6」として発売すると正式にコメント。
なお発売は2026年と「4年も先」となるものの、現在すでに予約受付を開始している状態です。
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4年の間には色々と起きそうだが
なお、ガソリン車の4年とは異なり、電気自動車のこれからの4年は恐ろしく速いスピードにて進歩すると思われ、よって4年後にはいったいどうなっているか想像もできない状態です。
もしかするとソリッドステートバッテリーが登場して大きくEVの性能が変わっているかもしれませんし、そのほかにも何らかの技術革新があるかもしれません。
ちなみに現在ポールスターが発表しているO2改めポールスター6の詳細について、公式に公表されているのは(ポールスター5以降に採用される)800Vアーキテクチャを採用したオールアルミ製プラットフォームを使用し、デュアルモーター搭載にて最高出力884馬力(650キロワット)、最大トルク900ニュートンメートルを発生。
これによって0−100km/h加速は3.2秒、最高時速250km/hというスペックを達成する、というものです。
4年後のポールスター6発売の暁には、500台のみが初回限定モデル「LAコンセプト」エディションとして用意され、この特別仕様車にはシリアルナンバーが入るほか、O2コンセプト同様のスカイブルーのエクステリアペイント、ライトレザーのインテリア、そしてユニーク専用デザインの21インチホイールが採用される、ともアナウンスされています。
ポールスターCEO、トーマス・インゲンラス氏は(3月の)O2コンセプト発表直後、O2コンセプトの市販についてその希望を示したものの、いかにそれが難しいかということについても触れています。
その理由としては技術的なものというよりは「ニッチなオープンスポーツというカテゴリに投資を行うことが会社として許されない」というビジネス的な観点によるもので、しかし今回市販に踏み切ったのは「消費者からの圧倒的な支持」。
つまりは市販化の要望が殺到したということになりそうですが、ここでブランドのプレゼンスを高めるためにもこのモデルを市場投入せねばならないと考えたのかもしれません。
ポールスターはポルシェを意識
なお、ポールスターはちょっと前に「ポルシェに対抗する」というコメントも発していて、そのためにはポルシェ・タイカンはもちろん、マカン・エレクトリック、やがて発売されるであろうカイエンのエレクトリックモデルにぶつけるライバルを発売すると明言しています。
実際のところ、ポールスターはSUVのポールスター3を今年10月にデビューさせ、その後にはまた別のSUV「ポールスター4」を、2024年にはハイパフォーマンスサルーンとしてポールスター5を発売する計画を持っていますが、これらはモロにマカン、カイエン、タイカンの対抗馬なのかも。
となるとポールスター6を「(エレクトリック化される)次期ポルシェ718ケイマン / ボクスターへの対抗」としてぶつけようと考えた可能性も否定できず、ポールスターは「あらゆるラインアップで」ポルシェに宣戦布告する、ということになりそうですね(実際に戦いになるかどうかはまた別の問題ではある)。
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