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ポルシェ981ボクスターのタイヤの磨耗、メカニカルグリップについて考える

2014/08/05

 

ボクスターのタイヤですが、23000キロ程度走行し、現在残り50%程度。
サイドウオールが溶けるほどハードな走行を行っていることを考えると、かなり「減りが少ない」部類かと思います。

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しかも前後で減りの差が少なく、これはミドシップということを考えると、かなり驚きともいえますね。
ある種のスポーツカーや、ある種のミドシップ車の場合、タイヤに依存する度合いが高いのでタイヤが磨耗するスピードが速かったり、とくに後輪の磨耗する速度が非常に速かったりします。

ですがボクスターの場合、タイヤの磨耗が均等で、かつスローなことを考えると、「タイヤにやさしい」、つまりタイヤに依存しない車であるといえるかと思います。
タイヤに依存しないというのは、メカニカルグリップが高かったりということですが、これはF1でもずいぶん差が出るところですよね。
現在のF1はどのチームもタイヤが同じなので、顕著に車体の差が出るわけです。
かつ、タイヤに厳しい(タイヤに依存する)設計だと、すぐにタイヤが磨耗して本来のグリップを得ることができなくなったりするわけですね(ドライバーの差もある)。

ポルシェとくに911の場合、その進化の歴史は常にタイヤとともにあったわけですが、964/993あたりからタイヤに依存しないグリップと安全性の確保ができるようになったように思います。
さらに今ではコンチネンタルやピレリ、ブリジストン、ミシュラン、そしてヨコハマなど幅広いタイヤが純正装着されるようになっていますが、それでも同等の性能を発揮できるようになっており、これもまた「タイヤに依存しない」ことの証明でもあると思います。

ただし役モノ、いわゆるターボやGT3などはパフォーマンスが確約できるタイヤの銘柄が限られているとは思いますし、ランボルギーニ・ガヤルド、ウラカンは「ピレリ指定」なので、やはり一定以上のところでは、まだまだタイヤの担う役割というのは大きいのだと思います。

関連投稿:ポルシェ981ボクスターのタイヤセットをサマーバージョンに交換

冬の間はスタッドレスタイヤ+専用ホイールで過ごしていましたが、気温も上がってきたために本来のサマータイヤ+純正19インチホイールへと交換。

毎回のことですが、やはりホイールをゴールドに替えるとずいぶん華やかになるように思います。

スタッドレスは冬季の走行安定性と引き換えに、ドライ時の乗り心地やグリップが損なわれ、やや乗り心地がゴツゴツするのが難点ですね。
さらには、ぼくのボクスターのホイールにはオプションの空気圧センサーが内蔵されており、しかしスタッドレス用のホイールにはそれがついていないので、スタッドレス装着の間はずっとメーターパネル内にエラー表示が出続けます。

今回サマータイヤに交換したことでそれも解消されるわけですが、やはりそのぶん気分も軽くなるようには感じますね。

なお、交換をお願いしたのは、いつもどおり大阪・箕面のFAMEさん。
ボクスターにはタイヤセットを積むことができないのでまずFAMEさんにボクスターで行き、FAMEさんで軽トラを借りて自宅に戻ってサマータイヤセットを積み込み、またFAMEさんに戻る、という具合です。
軽トラを貸していただき、かついつも無理を受けてくれるFAMEさんには非常に感謝しています。

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