| まさかピンクピッグをモチーフにした腕時計を作ってくるとは |
これまでにもメルセデス・ベンツとのコラボレーションほか、トランザム、ポルシェ911、ポルシ917、ロータスなど様々なクルマをモチーフに腕時計を展開してきた「ゴリラウォッチ」。
今回はなんと「ピンクピッグ」をモチーフにしたデザインを持つ”トリュフハンター”を発表しています。
ちなみにゴリラウォッチと自動車メーカーとが正式にタイアップしたのはメルセデス・ベンツのみだと記憶していますが、その他については「なんとなくそれを匂わせる」ネーミングを与えているにとどまり、商標権に触れるようなネーミングを行っていないことも特筆すべき点(しかし、それを知る人であれば一発で何を意味するのかはわかる)。
「トリュフハンター」とはいったいなんぞや
そして今回のモチーフになったトリュフハンターですが、これは明らかに「ポルシェ917/20」をイメージしたもの(ただしポルシェの名は出せない)。
この「ピンク・ピッグ(917/20)」はずんぐりした車体を持ち、これが原因でスポンサーに「こんなブサイクな、豚のようなクルマにウチの名前をつけたり、カラーリングを施すことはならん」と言われてしまい、ポルシェが「そうか豚か・・・豚と言ったな・・・」ということで持ち前の皮肉精神を発揮して豚風のカラー、そして肉の部位を記したもの。
ポルシェによると、ポルシェが命名したのは「ピンクピッグ」ではなく単なる「ピッグ」で、名付けたのはポルシェのデザイナーであったアナトーレ・ラパン。
そのほか、「トリュフハンター」「雌豚ベルタ」という愛称でも呼ばれたとのことですが、「メスブタ」というのはちょっとかわいそうでもありますね(ドイツではさほどひどい印象はないのかも)。
なお、この「ピンクピッグ(トリュフハンター)」はポルシェミュージアムにおいても抜群の人気を誇る一台だと言われ、ポルシェはそのグッズ販売部門「ポルシェ・ドライバーズ・セレクション」からピンクピッグTシャツを発売したことも(カタログからドロップしていなければ、まだポルシェの正規ディーラー=ポルシェセンターで購入できる)。
さらに限定ではあるものの、こういった「ポルシェ911専用のピンクピッグ風ボディカバー」を発売したことからもわかるとおり、これがそうとうに有名であること、ポルシェも「資産」としてピンクピッグを大事にしていることがわかります。
ゴリラウォッチ「ファストバックGTコレクション」トリュフハンターはこんな腕時計
そして今回ゴリラウォッチが発売する「ファストバックGTコレクション・トリュフハンター 」ですが、これはゴリラウォッチの定番シリーズ「ファストバックGT」を(ポルシェの)トリュフハンター風にデザインし直した限定モデル(世界500本)。
ベゼルはピンクセラミック+アノダイズ処理がなされたアルミニウム、ダイヤルや針にはピンクがあしらわれ、ベルトは表裏で濃淡を使い分けたピンク。
ケース本体は積層カーボン(織り目の組み合わせによってチェック柄に見えるようにデザイン)、そしてリューズやバックル、ケースバックはチタン製という豪華な素材を使用しています。
価格は258,000円という設定ではあるものの、これだけの内容を考えると明らかに「割安」で、ピンクピッグファン(という人がいれば・・・)であればぜひ手に入れておきたい一本だと考えています。
その他だとちょっと前に発表された(ロータスをイメージした)”エリーゼ”といったモデルも。
ちなみに「ゴリラウォッチ」は、かのオーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアをヒットさせたオクタヴィオ・ガルシア氏、ルーカス・ゴップ氏の2名が立ち上げたブランド。
よって腕時計好きの「ツボ」を抑えたデザインを持っており、多くの自動車ファン、そして腕時計ファンを唸らせるつくりを持っています。
あのゴリラウォッチが新作腕時計を2本発表!ロータスをモチーフにした”エリーゼ”、初代の復刻版”スペクター”ともに即完売しそうだ