| プロスペックス メカニカルクロノグラフでは唯一のブラックケース採用モデル |
販売はセイコー ウォッチサロンのみにて行われる
さて、最近何かと人気のセイコー・プロスペックス(SEIKO PROSPECS)。
今回はブラックのケースを持つ「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル(SBEC019)」が限定600本、385,000円にて登場しています。
この「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ」はメカニカルクロノグラフムーブメント”8R46”を搭載した機械式腕時計シリーズですが、現在は(今回の限定モデル含め)4モデルが発売されており、しかしブラックのケースを持つものは今回のSBEC019のみとなっています。
スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル(SBEC019)はこんな腕時計
スピードタイマー メカニカルクロノグラフはセイコーの歴史的なモデルをフィーチャーしたデザインが特徴となっていて、このほかだと、1964年のクラウンクロノグラフ、1969年の初代スピードタイマーのデザインをアレンジしたモデルも。
そして今回の「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル(SBEC019)」については1972年にリリースされた「1/10秒計 積算式ストップウオッチ」にインスパイアされたものだと紹介されています。
この1/10秒計 積算式ストップウオッチは同年に開催された札幌オリンピックのために作られた製品で(セイコーのサイトには”国際的なスポーツ競技大会”とあるが、これは商標の関係でオリンピックだと表記できないのだと思われる)、1964年の東京オリンピックにて使用されたセイコー初の陸上競技用ストップウォッチを発展させたもの。
この黒い文字盤は「雪の中でも針を見やすいように」という配慮から誕生したそうですが、今回の「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル」はこのストップウォッチの文字盤のデザインを引き継ぎ、さらにケースまでを「ブラック」へと変更したもの。
1/10秒計 積算式ストップウオッチの要素をクロノグラフに落とし込む
文字盤は反射を抑えるマットブラック、そしてアワーマーカーには通常モデルよりもサイドの高い朱色を、そして目盛と秒表示はホワイトにて。
クロノグラフ針の先端はホワイト、9時位置の積算計の針もホワイト(ちょっと独特の形状を持っている)。
ストラップにはコンシール加工が施されたレザーが採用されています。※レッドのストライプが入るNATOストラップに交換したい
ケースバックはスケルトン(サファイアアクリスタル)、そしてシリアルナンバーも刻まれます。
ケース径は42.5ミリ、ケース素材はステンレススティール。
ムーブメントは8R46(自動巻き、パワーリザーブは45時間)を搭載していますが、このムーブメントは1969年5月に誕生した初代スピードタイマーのムーブメント同様、垂直クラッチとコラムホイールを採用している、とのこと(スピードタイマーは同機構を採用した世界初の自動巻クロノグラフだったようだ)。
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参照:SEIKO