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「レクサスは、なぜあんなにデカい口をあけているのか」。そのスピンドルグリルの秘密に迫る!

2018/07/25

| レクサス「スピンドルグリル」の秘密に迫る |

GQジャパンにて、「レクサスは、なぜあんなにデカい口をあけているのか?」という記事が公開に。
デカイい口、つまりはスピンドルグリルを指しますが、このスピンドルグリルについて一歩踏み込んだ考察を行っています。

なお、スピンドルグリルの「スピンドル」は「糸巻き」を指し、紡績業をそのルーツとするトヨタの歴史を象徴すると言われてきたものの、レクサスデザイン部主幹が「あれはボディ下部からエアをより多く取り込もうとした結果、あのデザインになったもので、糸巻きとは無関係」とコメント。

ただ、無関係であれば「スピンドル」と呼ぶ必要もなく、エア吸入を考えても糸巻き型である必然性もないため、やはりぼくは「スピンドルグリル=糸巻き」だと考えています。

スピンドルグリルはこうやって生まれた

まず、記事においてはレクサスにおけるスピンドルグリルの「成り立ち」を、須賀厚一レクサスデザイン部長へのインタビューを交えて説明。
これによると「レクサス立ち上げ当初に打ち出した、静粛性や快適性だけでは将来的に競争力を保てない」ということから何か視覚的特徴が必要、という意見が社内で出てきたことが発端だとしています。

「グリル=家紋とも言えるものの、レクサスにはそれがない」ということだそうですが、特徴的なグリルを創り出すにはクレイモデルを制作し、様々な議論がなされた模様。

そしてスピンドルグリルの「はじまり」は2007年のレクサスIS Fで、423馬力を発生するエンジンのクーリングのためにエアインテークを広げる必要があり、もともとの「逆台形」グリルの下側と拡げた、とのこと。
その後レクサスCTでよる連続性の高いスピンドル形状となり、2012年のレクサスGSにて正式に「スピンドルグリル」という名称を使用開始、としています。
さらにGSではブレーキ冷却用のダクトをスピンドルグリル下部両端に設けており、これがさらに「デカい口」に繋がったようですね。

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レクサスLSは「ブランド生まれ変わりの決意」

なお、レクサスは2017年に「和」へとブランドシフトを図る、と公表。
その後に発表されたLSでは須賀厚一部長いわく「ブランドが生まれ変わろうとする決意を表現したかった」とのことで、ブランドを代表する「家紋」であるスピンドルグリルにも変化を取り入れようと決意。
植物や蜘蛛の巣などあらゆるものに着想を得てスケッチを描いたといいますが、これを3年半~4年も続け、レクサスLF-FCコンセプトにて採用した形状に落ち着くことに。

LF-FCの市販モデルである「LS」に採用されるスピンドルグリルは設計に6ヶ月を要したと言われますが、実際に見るととにかく手間がかかっていることがわかり、最近ではアストンマーティン、アウディもレクサスLSのような、非常に込み入った形状を持つグリルを採用し始めているところを見るに、レクサスLSは自動車業界にも一定のインパクトを与えたと言えそう。

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さらにはグリルを単独のものとして扱うのではなく、グリルのラインがボディへと繋がってリアフェンダーの膨らみを強調しているとも述べていて、「流れ」をも強調しているようですね。



メッシュのテーマは「うつろい」

そしてレクサスがこだわったのはグリルの「外形」だけではなくその内部構造にまで及び、これもグリル~ボディのライン同様、見る角度や光によって表情が変化するようにデザインされている、とのこと。

デザインにあたっては「放射線状の基準線」をプログラム化して基本形を作るものの、数値的には「規則正しく」とも、人の目で見ると違和感がある場合があって、これを解決するためにメッシュを一本づつ、そして0.1度という単位で調整したようです。

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そうやって設計されたグリルは実際に「金型」で成形されますが、その金型は「髪の毛一本よりも細い」精度で造られており、ここにも職人技が再現されることに。
レクサスLSのシートは一般的なクルマのシートに使用されるよりはるかに狭い間隔(ピッチ)で縫われ、木目についても積層に積層を重ねて独自の文様を創り出したとされますが、最近のレクサスにはとんでもない技術とこだわりが詰まっていると言えそうです。

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