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2030年に「BMW i」はこうなる。デザイナーがなかなかカッコイイ、完全自動運転の「iコーチ」を提案

2018/11/22

| i3もこのルックスだったら良かったな |

韓国の工業デザイナー、Seunguan Hanさんの考えた「i- COACH(アイコーチ)」。
2030年のモビリティをイメージしてデザインされていますが、コンセプトとしてはiブランドらしくエレクトリック、そして「完全自動運転」。

見た目としてはエレクトリックブルーの使用やキドニーグリル、そしてi3やi8にも通じるデザインを持つヘッドライトの採用にて、ひと目で「BMW i」だとわかるものとなっています。

 

完全自動運転だからこそ出来ることがある

なお、まったく運転することを考えていないので、運転席自体が「ナシ」。
そのため、車体のほぼすべてをキャビンとして活用することが可能となっています。

車内の冷雨とはこんな感じ。
ただしシート自体はある程度自由に動かせるようですね。

なお、知らない人同士で乗車した時(乗り合いタクシー状態)だとこんな風に「目隠し」、そしてホログラムにてエンターテイメント映像を投影可能。

上から見るとこう。
逆に知っている人同士で乗る場合や、移動中の商談を行う場合には、やはりホログラム等で情報の共有ができるようですね。

収納時はこういったイメージ。
車体モジュールとキャビンモジュールとを分けて収納しています。

これがどういった状況を指しているのか記載がなく判断できませんが、車体モジュールは「共用」で充電済みのものを誰でも使用でき、キャビンモジュールは「個人所有」なのかもしれません。

実際のところどうなるiブランド

なお、現在iブランドの将来は不透明。
BMWはもともと「エレクトリックブランド」として、工場の新設や専用デザインを用いてiブランドを立ち上げ、まずはi3とi8を発売。
予定ではもっとこれらが売れて追加モデルもバンバン投入し、EVにおいて覇権を取ろうという計画だったのだと思われますが、思ったように(とくにi3が)売れず、BMWとしてはこのまま進んでいいかどうかを決めあぐねている模様。

そこでBMWは「iブランドは自動運転とコネクティビティに特化」というプランを打ち出したものの、その方向性もうまくゆかず、挙げ句「自動運転は(個人向けとしては)普及しないかも」という見解を示し、事実上この路線も進めることができない状態です。

そして本来の「エレクトリック路線」ですが、こちらについても最近は「やっぱりエレクトリック化は進まないかもしれない」という見方を示していて、iブランドは「ちょっと立ち行かない」という印象も。

ただしBMWはここまでお金をかけてしまったのでiブランドを切り捨てることはできず、「i4」「iX3」の発売を発表して何とか存続させようとしているように思われ、最悪の場合でも「メルセデス・ベンツとEQパワー」のような感じで、「BMWブランドのエレクトリックモデル(ハイブリッド含む)化されたグレードがi」という選択肢を残しているようにも感じます。

VIA:Seungwan Han-Behance

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