見た目だけではなく内側にもしっかり手の入った、更に高性能なゴルフGTI
フォルクスワーゲンは先日ゴルフに「ゴルグGTI TCR」を設定していますが、今回はその画像を大量公開。
この「VWゴルフGTI TCR」はツーリングカーレース”TCR”に参戦する「ゴルフGTI TCR」にインスパイアされた仕様を持っており、「ゴルフGTI以上、ゴルフR未満」という高いスペックが付与され、そしてもちろんGTIとしては”2シーターそして限定モデルの”ゴルフGTI クラブスポーツを除いて史上最強モデルとなっています。
左が今回発売されたゴルフGTI TCR、右がゴルフGTI TCR(レーシングカー)。
こちらはゴルフGTIをベースとし、出力は350馬力、トランスミッションは6速シーケンシャル、駆動輪は前輪のみ。
ロードカーの方のゴルフGTI TCR(左)だと出力は通常のゴルフGTIより45馬力高い290馬力で、0-100キロ加速は5.6秒、最高時速は250km/h(リミッターで制限され、オプションではこれの解除も可能)。※ レーシングバージョンのゴルフGTI TCRの0-100キロ加速は5.2秒なので、ロードカー版ゴルフGTI TCRの加速はかなり速い
トランスミッションは7速DSG、駆動輪はもちろん”GTI”なのでFFということに。
ゴルフGTI TCRはこういった特別装備を持っている
ゴルフGTI TCRは数々の専用装備を持っていて、まずはフロントだと専用の「リップスポイラー(グロスブラック仕上げ)。
サイドにもグロスブラックの専用サイドステップを装備。
ちなみにこのボディカラーは新色のグレー。
ルーフにもグロスブラックのスポイラーつき。
リアアンダーにはディフューザー、そしてステンレス製のエキゾーストシステムも(ウワサされていたアクラポヴィッチ製ではなかった)。
テールランプは「ダーク仕上げ」となっています。
ヘッドライトはフルLED、そして内部は「ブラック」仕上げ。
ホイールは18インチの鍛造”Belvedere”。
19インチサイズの“Reifnitz” 、“Pretoria” もオプションにて選択可能。
ブレーキシステムは「ハイパフォーマンス」版となり、ブレーキディスクにはドリルドローターが採用に(パッドもゴルフGTI TCR専用)。
ドアミラーにはカーボンが採用されていますが、おそらくこれは「オプション(標準だとグロスブラック)」。
その他のオプションだとサイドのグラフィック(ハニカム状)がラインアップ。
機能オプションだとダイナミック・シャシー・コントロール(DCC)が別途用意。
なお、出力の増強に関連してフロントにはラジエターが二つ追加されており、フロントデフのロッキングファクターも変更されるなど、外見のみならず、「見えない部分にも」しっかり手が入ったモデルだと言えそうですね。
インテリアだと専用グラフィックを持つマイクロファイバー地採用シートが特徴。
各部のステッチにはレッドが採用され、ステアリングホイールの12時位置にはセンターマーク入り。
その他標準装備としてアンビエント照明、アクティブインフォディスプレイ、8スピーカーオーディオ+メディアインフォメーションシステム、プログレッシブステアリング、デュアルゾーンオートエアコンが挙げられており、安全装備としては歩行者検知システムやエマージェンシーブレーキも与えられる、とアナウンスされています。
欧州での価格は「ゴルフGTIとゴルフRとの中間」あたりに設定されますが、日本での発売、そして価格などは今のところ不明。
導入が待ち遠しいモデルでもありますね。