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ランボルギーニ・ミュージアムにて。悲運のエストーケを画像で紹介

2018/06/11

ランボルギーニ・ミュージアムに展示されている、「エストーケ・コンセプト」。
2008年のモンディアル・ド・ロトモビルにて発表されたコンセプトカーで、ランボルギーニには珍しくエンジンを「フロント」に搭載。
ガヤルドのV10エンジンを積んでおり、市販化についてはかなり具体的なところまで話が進んでいたとも言われます。

しかしながら発表後に起きた「リーマンショック」によってスーパーカーメーカー各社とも販売が一気に落ち込み、それはランボルギーニとて例外ではなく、そのためエストーケ発売計画は白紙撤回。

サイズは全長5,105ミリ、全幅1,990ミリ、全高1,350ミリとなっており、当時はかなり大柄だと思いましたが、今となってはポルシェ、BMW、メルセデス・ベンツ、テスらのサルーンの方が「大柄」でもあり、時代の流れとは恐ろしいものだ、と思います。

なおサイドフェンダーにはイタリア国旗がありますが、これはランボルギーニがイタリアントリコローレを積極的に取り入れた最初の車だと認識しており(同時期にフェラーリ458”イタリア”が登場しており、それに対してメーカーとして何らかの対抗を示そうとしたのか)、それ以降ランボルギーニはリアフェンダーにイタリアントリコローレを採用したバッジを装着したり、「ガヤルド・トリコローレ」を発表することに。

いずれにせよランボルギーニが強く「イタリアン」を押し出すようになったきっかけとも言える車であり、その意味ではエポックメイキングな車とも言えますね。

なおリーマンショックが一息ついてランボルギーニにも新型車を開発する余裕が出てきた際には「世の中はSUVブーム」となっており、営利企業としてのプライオリティは「SUV」つまりウルスに移行することになって、その意味でも凍結されたエストーケの市販化は「解凍されず」。

なおランボルギーニの2005年から現在までの販売台数は下記の通りとなっており、いかにリーマンショックの影響が大きかったかもわかります。

2005年 1600台
2006年 2087台
2007年 2580台
2008年 2430台 ※リーマンショック
2009年 1600台くらい? 
2010年 1302台
2011年 1602台 ※アヴェンタドール発売
2012年 2083台
2013年 2121台
2014年 2530台 ※ウラカン発売
2015年 3245台
2016年 3457台

ただしランボルギーニにとっても「セダン」は可能性のある市場だと思われ、ウルスの販売が軌道に乗った後はぜひエストーケを発売に向けて動かしいてほしいものではありますね。

名称の「エストーケ」は闘牛の際に使用する「剣」という意味。
デザインにおいてもヘキサゴンの多用、「Y」の前後ランプへの活用など、その後のランボルギーニを示唆するもので、色々な意味で「重要な存在」であった、と考えています。

実車を見た印象ですが、画像で見るよりも遥かに格好良く、正直なところ「これは売れそうだ」と思わせるに十分(画像だけだと妙に細長く見える)。

正直もうちょっと写真を撮りたかったのですが、この前に訪れたフェラーリ・ミュージアムで撮影しまくってしまい、残念ながら画像は今回アップしたもののみに留まります。

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ランボルギーニによる、市販を前提としたコンセプトカー「ランボルギーニ・エストーケ」。
フロントにガヤルドのV10エンジンを積み、アウディ譲りのターボエンジンの搭載も検討し、アウディA8やポルシェ・パナメーラとプラットフォームを共有するなど具体的な内容まで聞こえてきたものの、欧州の金融危機とともにフェードアウトしてしまった不運の車。

ジュネーブではなくパリ・モーターショー(2008)で発表された車ですが、かなり期待をされていたため、当時のランボルギーニしては珍しいティーザーキャンペーンを展開。

そしてランボルギーニがはじめてイタリアン・トリコローレを車体に取り入れた車でもあり、その後の市販車やコンセプトカーにもそれは引き継がれています。

なお、発表後に欧州の景気は後退したものの、かわりに中国が猛烈な勢いで伸び、同時にSUV市場が急拡大したためにグループとしては急遽その後に発表された「URUS」を優先させることに。

そのため登場はさらに先延ばしとなっており、登場自体もちょっと怪しくなってしまっています。
ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によると、「私の父親の世代はセダンを好むかもしれないが、私の世代ではSUVだ」と公言しており、やはりウルスのほうが重要視されていることがわかります。

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