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フェラーリのエンブレム(馬)の由来。「イタリア空軍の撃墜王からもらった」は本当だった?

投稿日:2017/02/18 更新日:

| 今となっては絶対にわからないナゾ |

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フェラーリのエンブレムというと「跳ね馬」ですが、この由来については「イタリア空軍の撃墜王(第一次大戦の記録保持者)からもらった」が有力な説とされています。
なおフェラーリのオフィシャルサイトにもその記載はなく、創業者であるエンツォ・フェラーリ自身にも確かめようがないので、これは今となっては「永遠の謎」。

ここでその「有力な説」について。
まず、この「跳ね馬(カヴァリーノ・ランパンテ)」については、第一次大戦におけるイタリア空軍のエースパイロット、フランチェスカ・バラッカ伯爵(1918年に戦死)がその愛機に「パーソナルマーク」として用いていたもの。

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1923年、ラヴェンナで行われたレース(チルキット・デル・サヴィオ)にドライバーとして出場していたエンツォ・フェラーリは見事優勝を納め、それを見ていたバラッカ伯爵の母、パオリーナ夫人がエンツォの勇姿に息子の面影を見たとしてエンツォ・フェラーリに「ぜひ息子の愛用していたシンボル(跳ね馬)を使って欲しい」と申し出て、それをエンツォが受け入れた、とされています。

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なお、この「跳ね馬」については正確にはバラッカ伯爵のパーソナルマークではなく、彼の所属していた第91a飛行隊(戦闘機部隊第91中隊/第91スクァドリリア)のマークとされており、一部では「部隊のマークを勝手に隊員の母親が民間人(エンツォ)に与えることはできない」とも言われ、有力な「フェラーリのエンブレム由来説」を疑問視する向きも。

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ただ、今回訪問したアブダビのフェラーリ・ワールドにはその「有力な説」が正史として記されており、どうやらこれは「公式」と考えて良さそう。

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加えてフランチェスコ・バラッカ伯爵の愛機と思われる機体もテーマパーク内に何箇所か飾られており、フランチェスカ・バラッカ伯爵をイメージしたアトラクション「Flying Aces」も存在し、そのエンブレムの由来とバラッカ伯爵との結びつきを強調しているので、まず間違いの無い説と信じるべきだと思います。

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フェラーリのエンブレムは「バラッカ伯爵のマークそのもの」ではなく、バラッカ伯爵の母より贈られた「プランシングホース」の下地をコーポレートカラーの「イエロー」とし(フェラーリのコーポレートカラーは”レッド”ではない)、これにイタリア国旗に用いられる「レッド、グリーン、ホワイト」とFerrari文字(四角バージョン)、もしくは「SF(スクーデリア・フェラーリの略字)」が盾形エンブレムと組み合わせられています。
※後述の通り、跳ね馬とシュトゥットガルト市との紋章が同じであるのは「事実」であり、これに対してシュトゥットガルト市がクレームをエンツォに申し入れ、エンツォが紋章を改変した、という説もある

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ちなみに(有名な話で今更ではありますが)フェラーリの「跳ね馬」とポルシェのエンブレム内にある「馬」は同一。
ポルシェの場合、この馬はポルシェ本社のある「シュトゥットガルト市」の紋章を取り入れたものですが、こちらがシュトゥットガルト市の紋章。

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これを中心に、シュトゥットガルト市のあるヴェルテンブルグ州(バーデン=ヴュルテンベルク州)の紋章にある「鹿」の角をあしらい、赤=騎士の祖国愛や勝利の能力と知、黒=冷静な判断力や決断力を組み合わせ、さらにエンブレムの背景には麦の黄色を表した、とされています。
↓こちらがバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章

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こちらはポルシェのエンブレム(クレスト)。

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そこで疑問なのが「なぜフランチェスカ・バラッカ伯爵の所属するイタリア空軍の舞台が、敵国であるドイツの地方の紋章を機体につけていたのか」。
これには幾つか説がありますが、フランチェスカ・バラッカ伯爵が敵機を撃墜したとき、敵機の機体にあったエンブレム(馬)を拝借して戦利品代わりに機体に描いた(イニシャルDで打ち負かした相手チームのステッカーを切ってリアウイングに貼っていたようなもの?)という説が有力。
これも今となっては記録が残っておらず「確かめようがない」、とのことです。

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