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ホンダN-BOXの見積もりを取ってみた。新型車なので値引きは3万、総支払額は214万

2017/10/08

軽自動車もゆうに支払額が200万円を超える時代に

先日試乗した新型ホンダN-BOXの見積もりを取得。
ホンダN-BOXのグレードとして、上から「G・EXターボ/1,749,600円」、「G・Lターボ/1,695,600円」、「G・EX/1,596,240円」、「G・L/1,499,040円」「G/1,385,640円」。
「ターボ」と名がつくものはもちろんターボエンジンを搭載しており、そうでないものは自然吸気エンジン。

ターボはNA比較+15万、4WDはFF比+13万円

「EX」グレードで比較するとその差は153,360円となり、ターボとノンターボとの差は「15万円程度」ということに。※エコカー減税についてはノンターボのほうが割引率がターボの「倍」

加えてそれぞれのグレードには「FF」「4WD」がラインアップされますが、4WD化によるコストアップは約13万円となっています。

全グレードともフルLED、ヘッドライト、スーパーUV/IRカットガラス、チルトアップ/スライドリアシートが装備されており、基本機能が充実。
あとはグレードが高くなるとプラズマクラスター機能つきエアコン、アレルクリーンプラスシートなどが追加されてゆくイメージ。

実際に試乗した印象だと「ターボエンジンでなくても問題なし」ということでNA、しかしホンダが考え抜いた装備を充実させた最上位グレード(たぶんこれが一番お買い得)「G・EX」を選択していますが、もしかするとターボの売却価格が高く、「買ってから売るまで」のことを考えると「ターボのほうが安くあがる可能性」もありますね。

取得した見積もりを確認してみよう

ホンダN-BOX(FF)G・EX プレミアムイエロー/ホワイト
車両本体価格:1,677,240
取得税:19,300
重量税:3,700
自賠責保険料:35,610
検査登録代行手数料:17,280
納車費用:19,440
リサイクル資金管理料:290
希望番号代:10,800
車庫証明代行費用:16,200
ナンバー代:12,360
車庫証明:500
検査・登録・届出:1,100
リサイクル預託金:8,110
印紙代:200
(ここからオプション)
ドアバイザー:20,952
フロアマット:27,216
ナビ:116,532
ETC登録:2,700
点検パック:51,430
延長保証マモル:11,000
合計:2,140,158円

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軽自動車にこの価格を出すのはアリ?ナシ?

ホンダN-BOXはかなり高価な車で、最も安価なもので1,385,640円。
最上位グレードだと1,880,280円となっています。
リッターカーのフィットが1,428,840円~2,079,000円(ハイブリッド)という価格設定となっており、N-BOXは軽自動車といえども「フィットと価格があまり変わらない」車であることもわかりますね。

一方スズキでは、ワゴンRが1,078,920円~1,608,120円、ハスラーも同じくらいの1,078,920円~1,782,000円、スペーシア・カスタムはちょっと高めの1,533,600円~2,056,320円。
つまりN-BOXの設定はとくに「軽自動車の中でも高価」なわけではなく、ライバルと比べても「同じくらい」であることもわかります。

ここで軽自動車の価格帯は「このくらい」が標準的だと認識を改める必要がありますが、中古車検索をかけてみると「軽自動車の中古価格はリッターカーよりも高い(正確に言うならば金額の高低ではなく値落ち率が低い)」こともわかります。
これは軽自動車の維持費の安さが「セカンドカー需要」を支えているのだと推測できますが、その意味でも「売る時に有利」なのは軽自動車だと言えそう。

軽自動車は税金や消耗品など維持費が非常に安く、ランニングコストが抑えられる反面、高速道路の走行や事故を起こした際の安全性などの不安があるのは事実で、しかし「近場の移動専用」と割り切ると軽自動車は非常に優れた乗り物と考えられます。

もちろんメーカーもその前提で軽自動車を作っており、不要なものを切り捨て、使い勝手に特化した部分にお金をかけており、今回の新型N-BOXはある意味移動用としては最強レベルとも言えそう。

この意味においてはリッターカーと軽自動車は価格が近いだけで”似て非なるもの”かもしれず、リッターカーは「自動車」、しかし軽自動車は日常使う「道具」という立ち位置であり、それぞれ求められるもの自体も異なるのでしょうね。

加えてリッターカーは一定年数を経過すると極端に価格が落ちる傾向にあり(より高い性能を持つ新型車が出てくると急激に魅力を失う?)、それを考えると「価格の下がりにくい=売る時にダメージの小さい」軽自動車はいい買い物だと言え、そして”道具としての”確実な需要があることから将来的にも「需要が下がることはない」、つまり相場が下がることも考えにくいということを考えるに、軽自動車であっても「200万円」というのは許容出来る数字かもしれませんね。

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