発表から2年を経てようやく発売に
「ワイルド・スピード」にて一気に有名になったライカン・ハイパースポーツを発売したWモータースが「フェニア(Fenyr)」スーパースポーツの動画を公開。
Wモータースはもともとレバノンにて創業され、2013年にドバイに移転しています。
その後上述のライカン・ハイパースポーツを発売し、さらにその後2015年にフェニア・スーパースポーツを発表することに。
0-100キロ加速は2.7秒、最高速度は400km/h
ただしその時存在したのはプロトタイプとなっており、まだまだ市販に向けて開発途中。
そして今回公開されたのが「市販モデル」のフェニア・スーパースポーツということになりますが、今回の動画もCGによるものとなっています。※以前にフェニア・スーパースポーツが中古で販売中との報道がありましたが、あれは何だったのか不明
ライカン・ハイパースポーツは「ハイパー」、フェニア・スーパースポーツは「スーパー」なので、フェニア・スーパースポーツの方がちょっと下のように思えるものの、実際のパフォーマンスはファニア・スーパースポーツの方が「上」。
ライカン・ハイパースポーツは740馬力、0-100キロ加速は2.8秒、最高時速は395キロ。
一方でフェニア・スーパースポーツは900馬力、0-100キロ加速は2.7秒、最高時速は400キロ(数年前にプロトタイプが公開された時のスペックなので、今はもっと向上していると思われる)。
なおエンジンは両方ともルーフ(RUF)から供給を受けた4リッターツインターボ。
生産台数についてはライカン・ハイパースポーツが7台、フェニア・スーパースポーツは25台に絞られます。
現在フェニア・スーパースポーツの価格は公開されていないものの、ライカン・ハイパースポーツの「3億7000万円」より安い、という話も。
というのもライカン・ハイパースポーツはヘッドライト内にダイヤモンドを仕込んだり、と性能以外の部分で高価になってしまった部分があり、しかしフェニア・スーパースポーツはそういった「宝石類」を使用していないため。
ただしボディパネルはカーボンファイバーを採用するなど、走りに関する部分にはとことんこだわっているようですね。
ちなみに以前ドバイを訪問した時にWモータースを訪問しようと電話してみたのですが、Wモータース自体は「事務所」機能しか持たずショールームがなく、そのためライカン・ハイパースポーツの販売代理店を紹介してもらったものの「展示車なし」で見ることはできず(残念)。
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ドバイにて、ライカン・ハイパースポーツが販売中。
エンジンはポルシェのものをRUFがチューンしたものですが、よく見るとエアコンのスイッチやキーもポルシェ(というかルーフ)のものを使用しているようです。
内装ははじめて見ましたが、外観に負けずアグレッシブですね。
ワイルドスピード7 スカイミッションではもちろん本物のライカン・ハイパースポーツを壊すわけには行かず、ポルシェ・ボクスターをベースにして作成したレプリカジュ数台を使用したといいますが、珍しくビジネスとして成功したと思える新規スーパーカーの立ち上げですね。
なお、販売価格は不明。
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ライカン・ハイパースポーツが販売中。
ワイルド・スピードの次回作にも登場するようですが、ルーフのエンジンを使用して750馬力を発生し、0−100キロ加速は2.8秒、最高時速は385キロ、という世界第1級のパフォーマンスを持っています。
わずか5台のみの限定販売だったと思いますが、今まで数々の新興メーカーがこういった車を発売しようとして実際に発売できない中、現実的に発売に結びつけたことは驚きでもあります。関連投稿:上海に登場したライカン・ハイパースポーツ。お値段13億
上海モーターショーにはハイパーカーも多く展示された模様。
まずはライカン・ハイパースポーツですが、6600万元。
これは中国で販売される車で最も高価なもので、日本円に換算するとなんと12億7000万円。
ブガッティ・ヴェイロンが2800万元(5.5億)、ケーニグセグ・アゲーラRが2600万元(5億円)でしたが、それを大きく超える価格設定。
ルーフがチューンした3.7リッターツインターボ(750馬力)エンジンを搭載し、0-100キロ加速は2.8秒というツワモノですが、中国のことなので、この価格でもホイホイ売れそうですね。
なお、高価な理由としては関税の他、展示車には装着されませんが15カラットのダイヤモンドを42個使用したLEDヘッドライト、とのこと(ライトが盗まれそうで恐ろしい)。
ZENVO ST1も展示されており、こちらの価格は公式発表はまだ無いものの2000万元(3.9億円)と見られます。
ラ・フェラーリが2250万元(4.4億円)なので、かなり強気のプライシングですね。
こちらは6.8リッターをターボで加給し1104馬力を発生、0-100キロ加速は3秒。
かなりエグめのデザインですが、おそらく中国ではこれくらいのほうが「丁度よい」感じで、こちらも富裕層に好まれそうですね。
こちらは以前にも紹介した、BYD「唐(Tang)」。
1基のガソリンエンジンと2基のモーターを持つハイブリッドカーで、「アルティメイト・エディション」の0-100キロ加速はなんと4.4秒。
ポルシェ・カイエン・ターボは4.5秒なので、それをも凌ぐタイムですね。
現在中国には相当数のスーパーカー、ハイパーカーが(新車、中古とも)流れていますが、中国の景気が後退し始めると一気に中国からそれらが流れだしそうで、相場が急激に下がる可能性がある、と考えています。