なぜ売りに出されることに?
世界最大級、かつ独特な仕様のコレクションで有名なブルネイ国王。
今回、そのブルネイ国王が所有していたとされるBMW850Csiが中古市場に登場しています。
その価格は560万円ほどで、比較的リーズナブルな設定だと言えそうですね。
ボディカラーは珍しい「モルディブ・ブルー」、さらには珍しい右ハンドル仕様。
同じボディカラーは世界に80台
なお、この「モルディブ・ブルー」のボディカラーを持つ8シリーズは80台生産されたそうですが、右ハンドルは「この一台のみ」とのこと。
オプションの電子制御ダンパー、ダイナミックドライブパッケージ、電動調整式ステアリングコラムを持つ、とされています。
ちなみにブルネイ国王は自身のコレクションを維持するのに専用の工場やメカニックを保有しているとされますが、その車の仕様もかなり独特。
この画像のように「内外装が全部黄色シリーズ」など特殊なものが多く、それに対してこのBMW850Csiはほぼ「ツルシ」の仕様であり、国王としてはかなり珍しいケース。
初代BMW 8シリーズは今でも人気が高い
なお初代8シリーズは1989年にフランクフルト・モーターショーにて公開されており、リトラクタブルヘッドライトを備えるスタイリッシュなBMWとして話題を呼んだ車。
数々の高級装備や先進デバイスが話題となったものの、そのぶん「未知の故障」が多く、相当に維持費のかかる車としても有名(しかしながらブルネイ国王所有ということで、お金に糸目をつけずにメンテナンスされていた可能性があり、かなり”安心”と言えるかも)。
独特のスタイルから今でも人気が高く、カーセンサーエッジ上の在庫はわずか3台。
価格は200万円台〜400万円台となっているものの、30年近く前の車であることを考えると「相当に高い」相場を維持していると言えます。
ちなみに新車時の価格は1450万円程度であり、価格残存率としてもかなり高い、と考えて良さそうですね。