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日産に一杯食わされた。「370Zki」は次期フェアレディZのコンセプトではなくスノーモービル

2018/02/05

| 一杯食わされた感じ |

日産が先日予告していた「370Zki」を公開。
フェアレディZの後継でもなんでもなく、単にフェアレディZを雪上仕様に改造した車であり、ちょっと肩透かしを食らったような感じですね。
よくよく考えると発表は「シカゴ・モーターショー」であり、シカゴで新型車やコンセプトカーを発表、というの例は少ないので、期待してしまった側が「ハメられた」という感じかもしれません。

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今回公開された「370Zki」は見ての通りスノーモービルのような車で、フロントタイヤはスキー板に、リヤタイヤはキャタピラに。
車高は3インチ上げられ、雪上での走破性が高められています。

エンジンやトランスミッションは完全にノーマルのままで、最高速度などパフォーマンスは不明ですが(環境に依存する)、相当に楽しそうな車ではありますね。

なお、次期フェアレディZについては現時点で完全に不透明。
日産としてはビッグネームを維持したいようではありますが、次期モデルの方向性が決まらず、現行モデルをフェイスリフトし延命を図っている状態。

なお、フェアレディZはいったん「Z32」で終了し、その後にカルロス・ゴーン氏がCEOに就いた後、GT-Rとともに復活。
Z32、R34 GT-Rともに「市場が小さい」ことが廃止された理由ではあるものの、カルロス・ゴーン氏が「顧客が作ってくれと言う車はそう多くない。そういった車を作らなくてどうする」という鶴の一声で復活。

カルロス・ゴーン氏は多くのモデルを廃止し、かつ一時期は新車開発すらストップしていた状況の中において「GT-RとフェアレディZは日産ブランド復活に必要」だと判断し、市場規模にかかわらず発売した、という経緯を鑑みるに、今後もフェアレディZはなんとか継続される可能性も。

ただし、「スポーツカーがそのブランドを牽引した」時代は終わりを告げており、時代はもはや「SUV」。
そこで「次期フェアレディZはSUVになる」という話が出てきているのだと思われますが、フェアレディZのファンとしては「このまま有終の美を飾る」のがいいのか、「SUVとなっても延命した方がいいのか」について判断はできず、ちょっと複雑な心境ではあります。

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