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| 今の日産に必要なのはこういった「殻を打ち破る」クルマである |
【この記事の要約】
- パワーユニット換装: エクストレイルNISMOの1.5L VCターボ+高出力ツインモーターを搭載
- 驚異のワイドボディ: トレッドを拡大し、フェンダーは左右合計で145mmワイド化
- 走りの新次元: 4輪制御技術「NISMO tuned e-4ORCE」で意のままの旋回性能を実現
- 市販化に期待: スーパー耐久への参戦も視野に入れた、市販化前提のコンセプトモデル
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この停滞感を突き抜けるにはこのクルマしかない
日産がこれまでの「コンパクトカー」の常識を打ち破るモンスターマシンを解き放ち、それは東京オートサロン2026にて世界初公開された「AURA NISMO RS Concept(オーラ・ニスモ RS コンセプト)」。
このクルマは単なるドレスアップカーではなく、軽量なノート オーラのボディに、なんと格上のエクストレイルNISMO用ハイパワーユニットを丸ごと移植。
日産の本気を「東京オートサロン2026」で🔥
— 日産グローバル (@NissanGlobal) January 9, 2026
レーシングスピリットを注ぎ込んだ初公開の「AURA NISMO RS Concept」の他、「フェアレディZ 」 NISMO MTモデル、SUPER GTで勝利を収めた「MOTUL AUTECH GT‑R (2016)」、初代マーチ「マッチのマーチ」などを展示します!
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さらに左右で145mmも拡大されたワイドボディを纏った、まさに「公道を走るレーシングカー」です。
これは「電動車でもここまで遊べる、ここまで熱くなれる」という日産からの回答だと考えてよく、その驚愕のスペック、そして現実味を帯びている市販化の可能性について考察してみましょう。
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オーラ NISMO RS コンセプトの詳細
「AURA NISMO RS Concept」の最大の見どころは、その「中身」と「スタンス」におけるベースモデルからのギャップにあります。
ベースとなったノート オーラ NISMOに対し、フロントモーターは150kW(204PS)、リアモーターは100kW(136PS)へと大幅に増強。
これは、SUVであるエクストレイルのNISMO仕様に匹敵するパワーを、はるかに軽量なコンパクトボディに詰め込んだことを意味しており、さらにはパワーに見合う安定性を得るため、足回りは完全に別物へと進化することに。
トレッドを大幅に広げたことで、全幅は1,880mmという、もはやDセグメント車並みの迫力を手に入れることに成功しているわけですね。
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車種概要、性能・デザイン・スペックなどの特徴
AURA NISMO RS Conceptは「RS」の名に相応しい、クラスを超越した圧倒的なスペックを誇っており・・・。
主要諸元・スペック表(オーラNISMO比)
| 項目 | AURA NISMO RS Concept | (参考) オーラ NISMO |
| 全長×全幅×全高 | 4,260 × 1,880 × 1,485mm | 4,120 × 1,735 × 1,505mm |
| 車両重量 | 1,490kg | 1,390kg |
| 発電用エンジン | 1.5L VCターボ (KR15DDT) | 1.2L 直3 (HR12DE) |
| フロントモーター出力 | 150kW (204PS) / 330Nm | 100kW (136PS) / 300Nm |
| リアモーター出力 | 100kW (136PS) / 195Nm | 60kW (82PS) / 150Nm |
| タイヤサイズ | 245/45R18 (ミシュラン PS4) | 225/45R18 |
| ブレーキ | 前:対向4ポット / 後:対向2ポット | 前:片押し / 後:ドラム |
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デザインと専用装備のポイント
- ワイド&ローの極致: フェンダーの拡幅に加え、20mmのローダウンを実施。圧倒的な安定感と威圧感を放っている
- 空力の追求: 専用の大型リアスポイラーやサイドエアスプリッターを採用し、ダウンフォースを劇的に向上※一連の「ハイパー」系今sぷとにも通じるデザインである
- 専用色: ソリッドで武骨な質感を強調する「ダークマットNISMOステルスグレー」を採用
- 5穴ハブ化: パワー増大に合わせ、ハブを5穴化。NISMO LM GT4ホイールがその本気度を物語る
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競合比較 or 市場での位置付け
この車のターゲットは、ズバリ「トヨタ GRヤリス」や「ホンダ シビック タイプR」といった、世界に誇る国産スポーツハッチ。
- GRヤリスとの違い: エンジンで直接駆動するGRヤリスに対し、RS Conceptは「e-POWER」による電動駆動。瞬時に立ち上がる強大なトルクと、e-4ORCEによる精密な4輪制御は、コーナーの立ち上がりでエンジン車を凌駕する加速フィールを提供可能
- 市場のポジショニング: 従来のe-POWERは「燃費の良いスポーティ車」という立ち位置ではあったものお、このRS Conceptは「速さのために電動技術を使う」という、ピュアスポーツの領域に踏み込んでおり、日産の新しいフェーズを表現できる存在に
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結論
「AURA NISMO RS Concept」は、日産が持つ電動化技術とNISMOのレース経験が融合した、まさに現代の「パルサーGTI-R」再来とも言える一台です。
単なる展示用のショーモデルではなく、将来的な市販化やスーパー耐久レースへの参戦まで見据えられている点に日産の本気を伺うことができ、このワイドボディがそのままの姿で公道を走る日が来れば日本のスポーツカー市場はさらに熱く盛り上がることとなるのかも。
そしてこのクルマは「電動車はつまらない」という声に対する(そしてリーフの中古価格が値下がりし続ける)、日産からの最高のカウンターパンチなんじゃないかと考えています。
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なぜ「1.5L VCターボ」なのか?
これまでのノート系e-POWERには1.2Lエンジンが搭載されていましたが、RS Conceptが1.5LのVC(可変圧縮比)ターボを採用したのは、純粋に「発電量」を増やすため。
強力なモーターを全開で回し続けるには、それに見合う電力を供給し続ける必要があり、VCターボは高負荷時でも効率よくかつパワフルに発電できるため、サーキット走行のような限界域でもパフォーマンスを維持できるというわけですね。
「速さの源はエンジンにある」という、ハイブリッドスポーツならではの贅沢な設計と言えます。※エンジンルームに過剰な装飾がないあたり、むしろ「すぐに市販できそう」という雰囲気が感じられる
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近藤真彦、“愛車”の42年前初代『日産マーチ』をレストア 「東京オートサロン」展示で黒山の人だかりhttps://t.co/BxujyQS8Y6#東京オートサロン pic.twitter.com/Dd4efI7JlF
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