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クラッシュしたフェラーリF40の修理に1億円。男が保険会社の補償金額が不十分だとして訴訟を起こす

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| フェラーリF40の修理に1億円以上が必要に |

カナダにて、クラッシュしたフェラーリF40を修理した代金を保険会社が支払わなかったとして、F40のオーナーが保険会社を訴えるという事案が発生。
これによると、2012年にフェラーリF40がクラッシュした際、原告の加入する保険会社ICBC=Insurance Corporation of British Columbiaがオーナーに対して790,000ドルの修理費用(8500万円くらい)を支払うことに合意し、しかし実際に修理してみると掛かった費用は982,000ドル(1億600万円くらい)。
その「差額」を保険会社が支払っていないので払え、というのが訴えの内容となっています。

今回の件はまだマシ?

現時点では双方の主張は真っ向からぶつかる形ですが、実際どちらが正しいのかは契約内容に依存するので不明。
ただ、クラッシュの内容はわからないものの修理費用が1億、というのはかなりな驚きではありますね。

なお、一部のスーパーカーは異常に修理費用が高く、それは任意保険において「車両」の料率クラスに反映されることに。
鉄よりもアルミを使用した車のほうが料率が高く、アルミよりもカーボンを使用した車のほうがさらに料率が高く、そして事故を起こしやすいクルマ、事故の際のダメージが大きな車(スポーツカーなど)、修理にコストの掛かるクルマ(高級車など)はこの料率クラスが高くなりがち。

最大は「9」ですが、ランボルギーニ・ウラカンは「7(一段階下がった)」、カーボン製シェルを採用するBMW i3は料率クラス「8」(カーボン製モノコックは修理が困難)。
とくにフェラーリやアストンマーティンは修理費用が高価なことで知られます。

もうひとつ問題なのは「クラシックカーやヴィンテージカー加入できる保険が少ない」ということ。
正確に言えば加入はできるものの、補償される金額が十分ではない、ということですね。
これはどういったことかというと、保険会社が事故や盗難の際に支払うお金は、新車時の価格を基準に、経年ごとに「減額」されます。

1000万円のクルマを購入すると、たとえば1年目の保険金額は1000万円の補償をベースに、そして二年目は900万円、3年目は700万、といった感じですね。
よって、新車から30年経過したクルマの補償(車両保険金額)は「ゼロ」になることが大半ですが、実際は希少価値によってクルマの市場価格がかなり高い場合があり、このクルマが盗難されたりしても保険会社が支払う金額は「市場価値をもとに算出したものではない」ので、「ゼロ」ということに。

要は保険会社が定める車両保険金額は市場価値や希少価値をもとに算出したものではなく、”計算上”決められただけの数字であり、日本の場合だとF40でクラッシュすると保険会社から出る費用は「ごくわずか」という場合が多そうです(一部の保険では、市場価格をもとに補償金額を決めるものもある)。

よって今回のカナダの件は「8500万円出ただけまだマシ」だとは思いますが、このあたりがクラシックカー、ヴィンテージカー乗りにとって頭を悩ませるところなのかもしれません。

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