| AMG GT Sに続いてAMG GT Rがペースカーに任命 |
メルセデス・ベンツは20年以上もF1向けにペースカーを供給しており、今回AMG GT Rをペースカーとして投入する、と発表。
昨年はAMG GT Sがペースカーとして活躍していますが、今回のAMG GT Rは「史上最速のペースカー」ということになりますね。
なおAMG GT Rは4リッターV8エンジンを搭載し577馬力を発生。
0-100キロ加速は3.5秒という第1級のパフォーマンスを誇ります。
ペースカー専用装備も追加され特別仕様に
ペースカーとしての役割を果たすために行くつかの特別装備が与えられ、インテリアには4点式ハーネス、ロールケージ、無線が追加となるほか、外装だと専用のライトやグラフィックなど。
なおペースカーのドライバーはF1専属となり、F1オフィシャルのペースカードライバー、ベルント・メイランダー氏がこのAMG GT Rのドライブを担当する、とのこと。
↓ナンバープレート部も発光する模様
メルセデスAMG C63ステーションワゴンはメディカルカーを担当。
画像を見るとAMG GT Rのフロントバンパーにはカナード(エアロフリック)が追加されているようですね。
なおF1におけるセーフティカーの導入は1973年のカナダグランプリとされていますが、正式にルールが制定されたのは1992年のブラジルGP。
しかし正式に導入されたといえどもペースカーが遅く、ペースカー投入時にF1マシンのタイヤ温度が下がるといった問題があり、そこで導入されたのがメルセデス・ベンツ製の高性能スポーツカー。
1996年がメルセデス・ベンツにとっての初舞台だとされていますが、メルセデス・ベンツはそこから今に至るまでずっとペースカーを担当することとなっています(ペースカーはけっこうカメラに映るので、メルセデス・ベンツとしてもメリットがある)。
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