| トム フォードが待望の腕時計シリーズをリリース |
トム・フォードが腕時計シリーズ「TOM FORD TIMEPIECES」を発表。
提携先つまり製造を行うのは「ベッドロック マニュファクチャリング・カンパニー」。
腕時計のムーブメント部とベルト(ストラップ)とは別売りで、このあたりファッションブランドらしい販売方法となっています。
今回発売されたトム フォードの腕時計シリーズは「TOM FORD N°001」と題され、サイズは「ラージ(30×44ミリ)」と「ミディアム(27×42ミリ)」。
そしてケース素材は「ゴールド」「ブラッシュド・スティール」「ポリッシュド・スティール」「ブラックDLC」の4種となっており、価格は日本だと25万円~125万円(ストラップは別)を予定している、とのこと。
なおアメリカだとゴールドは9,480ドル、スティールは両方とも2,070ドル、ブラックDLCは2970ドル(いずれもラージ)。
見る限りではケースの仕上げと文字盤、針のカラーは「固定」されていて、このあたりトム・フォードのこだわりが感じられるところ。
文字盤に刻まれる数字も独特で、「1」ではなく「01」。
これはその対面にある「11」とのバランスを考慮したもので、やはりトム フォードらしいデザイン性を感じます。
ケースを選択した後はストラップを選びますが、種類としては「アリゲーター」620ドル、「ブレイデッドレザー(メッシュ)」420ドル、「ペブルグレインレザー」220ドル、「ステッチド・レザーストラップ」220ドル。
ストラップは素材にもよるものの、定番っぽいブラックやブラウンのほか、グリーン、ネイビー、オレンジ、レッド、ホワイト、ターコイズ、ピンクといったカラーも。
ダークスーツにグリーン、というのは異常に渋いかもしれませんね。
なお、ストラップ自体は工具無しで簡単に交換できる構造。
ケース自体も強くカーブしており、エレガントさを感じさせるデザインとなっています。
こちらはポリッシュド・スティールにホワイトベルト(ペブルレザー)。
ゴールドに編み込みベルト(ブレイデッド・レザー)。
ベルトを腕時計本体に通したときに一番フィットする(時計が浮かない)のはこの素材かもしれませんね。
ブラッシュド・スティールに薄いブラウンのベルト(ステッチド・レザー)。
リューズはケース素材にかかわらず「ブラックオニキス」となります。
ブラックDLCはほかとは全然違う印象。
ストラップはブラックアリゲーターですね。
ちなみにぼくが選んだのはこれ。
ポリッシュド・スティールにグリーンのベルトといった仕様。
できれば編み込みベルトが良かったものの、編み込みはブラックやブラウン系、ホワイトしかラインナップされておらず、「色優先」でこちらを選んでいます。
ぼくが好む「ブラック」を選ばなかったのは、この腕時計をもし購入するとしたら「ドレスウォッチ」としてスーツに合わせることを想定しているため。
金銭的に余裕があるなら「ゴールド×ブラック」。
ホワイトのベルトも見栄えがしますが、腕時計はスニーカーと同じで、「単体で見たときと、身につけたときの印象が大きく異なる」製品。
よって、実際に自分が身に着けた状態をイメージして選ぶ必要がある、と考えています(ぼくが日焼けしたマッチョだったらホワイトベルトを選んでいたかも)。
トム フォードは非常に人気の高いブランドではありますが、おそらくこの腕時計シリーズは「そんなに売れないだろう」と予測。
というのもパっと見てトム フォードだとわからないためで、例えばサングラスのように「T」のインレイがどこかにあれば良かったのかもしれません。
そして、こういった「ファッションブランド系、ジュエラー系」の腕時計は(ルイ・ヴィトン、エルメス、ティファニー、ブルガリ、カルティエ同様)中古になると異常に安くなるので、「買うなら中古(クォーツなので劣化の心配もないし)」と考えています。