| アウディA5カブリオレ、TTロードスターは販売減少につきライフ終了 |
ドイツのAutoBildが報じたところによると、アウディA5カブリオレ、そしてアウディTTロードスターが「販売終了」になる、とのこと。
簡単に言うと「売れてないから」が理由で、コスト削減の一環のようですね。
なお、アウディTTは先代(8J)までは専用設計のオールアルミ製プラットフォームを持っていたものの、現行TT(8S)からはスチールとアルミの複合フレーム「MQB」へと変更され、これはフォルスクワーゲン・ゴルフやアウディA3など、「エンジン横置き」のFFベースモデルに採用されるもの。
つまり「スポーツクーペはあまり数が出ない」ということで現行モデルはコストダウンされていることになりますが、それでも飽き足らず「オープンモデルは廃版」ということに。※MQBプラットフォームの導入とエンジン共通化によって、VWアウディが保有するパーツ点数は1/10にまで減ったとされている
オープンモデルは真っ先に整理の対象
なお、フォルクスワーゲンはすでにこの「アオリ」を受けていて、ディーゼルゲート直後に「イオス」「ゴルフ・カブリオレ」が販売終了に。
つまり真っ先に切られるのがオープンモデルだということになりそうです。
ただ、A5カブリオレやTTロードスターを「そのまま」無くしてしまうのではなく、これらを「A4カブリオレ」に集約するようで、となるとA4カブリオレの性格も現在とはちょっと変わることになりそうですね。
もちろんプラットフォームはMQBをベースとし、そのため価格はA5カブリオレよりもずっと安くなり、BMW 4シリーズ・カブリオレやメルセデス・ベンツCクラス・カブリオレに比べても相当にお買い得なモデルとなりそうです。
加えてAutoBild報じるところではこの新型アウディA4はプラグインハイブリッド、そしてフルエレクトリックモデルも存在する、とのこと。
なおA5はピークの11,557台(2011年、欧州)に比べて2017年では7,404台にとどまり、TTロードスターに至ってはわずか3,971台。
おそらくはこのまま減少傾向に歯止めがかかることはなく、「販売終了」もやむなし、とも言えそうです(BMWが次期Z4をトヨタ・スープラと共同開発するのもよくわかる)。
なおアウディA5カブリオレ、TTロードスター共にプレミアム感の強い車であり、中古で安い個体があれば非常にオススメ。
TTロードスターは2人乗りではありますが、A5カブリオレだと4人乗れる上にトランクもあるので実用性は高い、と言っても良さそうですね。