| もしもポルシェがラリーに参戦したら? |
ポルシェがラリーカーを製造したら?というコンセプトにて、CGデザイナーMason Watson氏が「PORSCHE MISSION X」なるレンダリングを作成。
ミッションE風のヘッドライトを持ち、大きなタイヤ、リフトアップされたサスペンションを持つ車で、フロントスクリーンは最小面積。
シート後方にはロールバーが見えますね。
ポルシェはラリーとは無縁ではない
ポルシェはラリーとは無縁ではなく、911(930や964)、959でかつてラリーに参加しており、その意味では「ありえない」といえないこともない、という感じ。
ただし近年においてはワークスにてポルシェがラリー競技へとエントリーすることはなく、それは今後も同じかもしれません(ラリーにエレクトリック部門が設けられれば話は別ですが)。
今回のレンダリングを見るに、(サスペンション形式から見て)バギーに近い形状を持っている模様。
ドアやボディはいくつかのバリエーションを想定しているようです。
レンダリング作成者もレース参戦を意識したのか、マルティニカラーも用意。
ポルシェのラリーカーはこんな感じ
ポルシェとラリーの関係というと、1967年のヨーロピアン・ラリー選手権での活躍が良く知られるところ(ワルター・ロールもラリー出身)。
競技に参加した車両のなかにはマルティニカラーも見られますが、1984にロスマンズとパートナーシップを結んだ後の「ロスマンズ・カラー」のほうが(ラリーにおけるポルシェでは)有名かもしれません。
サーキットではマルティニ、ラリーではロスマンズ、といった印象をぼくは持っています。
過去にはこんなコンセプトカーもある
完全なるコンセプトカーですが、「ポルシェ・パナメリカーナ」なるコンセプトカーも過去に存在。
これは993世代のポルシェ911の生みの親、ウルリッヒ・ベッツ氏がデザインしたもので(現在はアストンマーティン会長)、911カブリオレをベースにボディをカーボンファイバーで作り直したもの。
なお911については過去に何度かリフトアップ版の「911サファリ」の発売がウワサされたことも。
あまり舗装が良くないロシアや中国の顧客を狙ったものですが、特に中国は「広い室内」を好むので、いかに911がリフトアップされ乗りやすくなったといえどもカイエンのほうを好む顧客がずっと多そうですね。