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ポルシェが今度は馬を飼育。「え?馬?」「そう、馬だ。サファリパークを開園する」

2018/06/10

| 今度はポルシェが馬を飼育 |

ポルシェが自社の所有するライプツィヒ工場敷地内に「野生動物センター」をオープンさせる、とのこと。
このセンターはズバリ「ポルシェ・サファリ」と命名され、ポルシェ・エクスペリエンス・センターのオフロードコース内へと設置。
6月9日から8月3日の期間限定オープンとなるそうですが、8歳から11歳の子どもを対象にサファリ内のツアーを開催すると発表しています。

なおサファリ内には野鳥のほか馬やコウモリ、カエルもいるそうで、期間限定にしてはけっこう本気。

ポルシェは社会貢献に熱心な会社でもある

ちなみにポルシェはこういった社会貢献、とくに子どもや女性、移民といった「社会的弱者」に対してのサポートを強化しており、これまでもエンジニアリングに興味を持つ女性を対象に見学会や実習を行なったり、難民の独立支援を行なっていることがこれまでにも報道されていますね。

ポルシェは今回の発表において「環境と教育に対する取り組みへのコミット」だとしており、すでに開始している「養蜂事業」に続く”新しい試み”だと言えそう。

なお、ポルシェのエンブレムには「馬」がありますが、これはポルシェ発祥の地、シュトゥットガルト市の紋章に由来。
ただしこれと「全く同じ馬」がフェラーリのエンブレムに使用されており、これについては諸説あるものの「決定的な」由来だとされるものはないようです(フェラーリは”撃墜王説”を支持?)。

なお、ポルシェのエンブレムはこのシュトゥットガルト市の紋章を中心に構成されていて、その周囲にはシュトゥットガルト市のあるヴェルテンブルグ州(バーデン=ヴュルテンベルク州)の紋章にある「鹿」の角をあしらい、赤=騎士の祖国愛や勝利の能力と知、黒=冷静な判断力や決断力を組み合わせ、さらにエンブレムの背景には麦の黄金色を表した、とされています。

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ポルシェが難民の教育プログラムを実施。言語や技術を学ばせ独り立ちできるように支援

ポルシェがしばらく前から実施している、難民支援のための活動を活発化。
今回はアフガニスタン、シリア、エリトリア、およびイラク出身の15名の男女がポルシェでの業務を通じて資格取得を目指すそうです。
なお、ここで技術を身に付けた後にほかへ転職することも想定しており、ポルシェとしては「研修のための時間や費用を捻出できない企業の代わりに」研修を行って業界全体を支援する、という目的もあるようですね。

ポルシェは「ガールズ・デー」を開催して女子生徒のみを招いて業務を体験する機会を与えたりとその「経験の共有」「社会貢献」については非常に熱心な企業。
今回の難民支援についても考え方は同じで、ポルシェは難民に独立の機会を与えるとともに「難民もまた語学の習得やドイツの勤勉さを身につけるなどそれに応え、社会に貢献しなくてはならない」としています(このあたりギブアンドテイクで厳しそう)。

なお、この就業準備プログラムは3学期制で合計8ヶ月。
最初の3ヶ月は技術用語とドイツ度の習得、次は4週間に渡り基本的な技能(穴あけや切削、切断など)の習得、最後の4ヶ月はポルシェの各技術部門の見学と関連取引先含めて就職のための実務研修となっています。

関連企業にとっても「ポルシェで研修を受けた」人であれば安心して雇用することができますし、素晴らしい社会貢献プログラムだと言えますね。

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