| アウディが早々にQ8の受注を開始 |
アウディが発表したばかりのニューモデル、「Q8」の受注を欧州にて開始。
Q8は「クーペスタイルSUV」に分類され、メルセデス・ベンツGLEクーぺ、BMW X6といったクルマたちの直接のライバルとなりますが、価格はそれらよりもちょっと高めの約995万円(本国価格より算出。現時点では日本国内価格は発表されていない)。
現時点ではパワートレーンは一種類のみで、グレードも「Q8 50 TDI」のみ。
アウディがブランニューモデル「Q8」発表。「最高の選択肢」と胸を張るフラッグシップSUV
ディーラーに並ぶのは8月から
Q8 50 TDIに採用されるのは3リッターディーゼルエンジン、そして48Vのマイルドハイブリッド。
マイルドハイブリッドシステムはベルト・オルタネーター・スターター(BAS)とリチウムイオンバッテリーにて構成され、時速55キロから160キロの間で走行が可能(低速時はバッテリーのみでの走行ができない模様)。
システム合計で出力は286馬力、0-100キロ加速は6.3秒、最高速度は時速245キロ、と公表されています。
なお、Q8は「クーペSUV」に該当するモデルではあるものの、ライバルのBMW X6やメルセデス・ベンツGLEクーペに比較すると「かなり箱型に近い」ルックスを持っています。
アウディはSUV構成比率の高いメーカー(現在ではラインアップの55%がSUV)ですが、それでも頑なにこれまでクーペSUVを発売しておらず、今回ようやく発売されたものの「ちょっとクーペとは縁遠いスタイル」。
そこまでしてクーペスタイルを再現するのに抵抗しているのはちょっと謎なところですが、ランボルギーニ・ウルス、そしてアウディQ8、さらにはポルシェ・カイエン・クーペも投入されることになり、フォルクスワーゲングループ内にも「クーペ”風”SUV」が少しづつ増えてくる、ということになりますね。
ちなみに次期Q3と見られるプロトタイプも目撃されているものの、こちらはむしろ、これまでの箱型からQ8のような「クーペ風」スタイルを持つようで、アウディはSUVラインアップそのものをQ8のようなルーフライン、そしてリアウインドウの傾斜角へと変更するのかもしれません(Q7は3列シート採用の必要があり、現行のスタイルのまま?)
なお、こちらはBMW X6。
こちらはメルセデス・ベンツGLEクーペ。
アウディQ8。
やはりほかライバルに比べると「普通のSUV」に近いようです。