| 日産が西部警察に使用された車両を動画で紹介 |
モーターマガジン社の発行するムック本、「西部警察FAN BOOK〜マシンアルバム〜キミはあのマシンを覚えているか」の撮影に際し、西部警察に使用された車両が日産へと輸送され、その時の様子を日産が公式動画として公開。
なお、石原プロモーションの使用する車両は村山商事という会社が保管とメンテナンスを行っており、これが今回日産ヘリテージコレクションへと一時的に輸送されたようですね。
シリーズ別に登場車両は異なる
これらの車両の多くは小樽の石原裕次郎記念館に展示されていたものの、2017年にこれが閉館。
その後村上商事が保管していたものですが、ホリデーオートの西部警察(車両)特集の反響の大きさ、そしてファンからの要望もあり、今回のムック本の刊行となったそう(石原裕次郎32回忌メモリアルブックとしての意味もある)。
西部警察は1979年~1983年にかけて放映されたTVシリーズで、大きく分けると「西部警察(1979-1982)」、「西部警察PART-II(1982-1983」、「西部警察PART-III(1983-1984)」。
今回の動画では、シリーズ別に登場した車両、通称「大門軍団特殊車両」を紹介しています。
スカイライン2000ターボGT-Eベースの「マシンX」
まずは5代目”ジャパン”スカイラインベースの「マシンX」で、パートⅠ~パートⅢまで登場。
2000ターボGT-Eをベースとし、情報分析が主な担当で、カーロケほか52の機能を持つハイテクマシン。
39年前にこういったものを考えていた、というのはちょっと驚きですね。
木暮課長の自家用車、ガゼール・オープン(2000XE-Ⅱ)
そして木暮課長専用車、ガゼール・オープン。
もちろんガゼールにオープンはなく、特別に改造されたものです。
劇中では「乗用車」扱いなので特別装備はパトライトくらい。
ちなみにガゼールは「シルビア」との販社違いの姉妹車で(トヨタ・レビン/トレノみたいな感じ)、しかし1代限りであえなく消滅しています。
作戦指定室、サファリ4WD
特別機動車としての登場で、放水銃(ハートのように見えてちょっとファンシーだが、実際はそんな生っちょろいモノではない)を備えているのが特徴。
このサファリは作戦司令室としての性格も備えており、室内はこんな感じ。
大門団長専用車、スーパーZ
S130型フェアレディZをガルウイング仕様(電動!)に改造した「スーパーZ」。
パートⅡからの登場で、大門団長専用車という設定です。
ボンネット上には催涙弾発射用の銃身も。
R30スカイラインベースの「マシンRS」
そして西部警察といえばコレ、のマシンRS。
R30型スカイラインを改造したもので、パートⅡからの登場ですが、パートⅢでは「RS-1/RS-2/RS-3」までフォーメーション展開がなされることに。
運転席にはケーニッヒ製バケットシート、後部には分析機器が満載されています。
パートⅢから登場した新「RS軍団」、RS-1は攻撃型(マシンガン、加速用アフターバーナーも装備)、RS-2は情報収集、RS-3は分析担当といった感じで役割を分担。
なおRS-2のパトライトは反転式で、パネルが回転することで出現。
このRS軍団は各一台づつ、専用ガレージがそれぞれ与えられていたことでも知られていますね。
こちらがそのムック本、「西部警察FAN BOOK〜マシンアルバム〜キミはあのマシンを覚えているか」。