|NOVITECはマクラーレンにも注力 |
NOVITE(ノヴィテック/ノビテック)はランボルギーニやフェラーリのカスタム/チューンで知られますが、現在マクラーレンにも注力中。
これはマクラーレンの販売台数が増加傾向にあること、マクラーレンのオーナーは「パフォーマンス重視」傾向が強く、チューニングやカスタムとの親和性が高い、という背景がありそう。
なお、マクラーレンのECUはこれまで解析が困難だとされてきたものの、最近ではECUを打ち替えるチューナーも登場しており、「解析に成功した」と考えても良さそうですね。
これまでノヴィテックはフェラーリ向けのチューニングプログラムには「ROSSO」、ランボルギーニ向けには「TORADO」という名称を与えていましたが、更新されたウェブサイトを見るとその表記がなくなっており、今後は特別な呼称を用いないのかもしれません。
エンジン出力は最大で806馬力に
新たにノヴィテックが公開したのはマクラーレン720S用のチューニングプログラムで、エンジンは「N-Tronic ECU」にて720馬力から773馬力にまでパワーアップ。
さらにこのプログラムを「レベル2」にアップグレードさせるとスポーツエキゾーストシステムが追加され、「806馬力」にまでパワーが向上する、とのこと。
この「レベル2」だと0-100キロ加速は2.7秒、最高速度は時速346キロに達するとされ、純正の「2.8秒」「341キロ」からそれぞれ向上することになりますが、ただでさえ「手がつけられない」ほどのマクラーレン720Sがさらに速くなる、ということですね。
なお、今回ノヴィテックが発表したのはエンジンまわりのチューンだけではなく「外装パーツ」も。
カーボン製のフロントリップスポイラー、カナード、サイドスカート、ヘッドライトサラウンド、エンジンカバー、リアスポイラーなどがラインアップ。
最近の車は、マクラーレンのみならず、別体式のエアロパーツがもともと付与されている場合が多く、ボディカラー選択時にはそれらのカラーを合わせて考える必要も出てきそう。
たとえばボディカラーがブラックだと、こういったパーツのカラーが目立たないことになりますが、ホワイトやイエロー、レッドだとかなり強いコントラストが出る、という具合ですね。
今回ホイールも20-21インチサイズが発表されていますが、足回りについてはとくにアナウンスは無し(ただし車高はかなり落ちている)。
マクラーレン720Sは「プロアクティブシャシー」を採用するため、足回りに手を入れるのが難しいのかもしれませんね。
VIA:NOVITEC