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米にて「一年以内に売られる車」「もっとも値下がりする車」ランキング。なぜBMWが上位独占?

2018/10/20

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| BMW、メルセデス・ベンツ、日産の販売は”不健全”? |

アメリカの自動車販売ポータル、iSeecarsの統計によると、「新車を購入し、1年以内に売ってしまうオーナーが多いクルマ」のトップはBMW 3シリーズ、とのこと。

そして興味深いのは上位をBMWが独占しており、さらにランキングに顔を出すのは「特定メーカーばかり」という結果に。

購入後、一年以内に売れるのはこんなクルマ

統計は2400万件の新車販売について調査したものだそうですが、その結果はざっとこんな感じ。
カッコ内は購入されたクルマのどれだけの比率が売却されているか、という数字です。

1 BMW 3シリーズ(8%)
2 BWM 5シリーズ(7.1%)
3 メルセデス・ベンツCクラス(6.1%)
4 日産ノート(4.0%)
5 ダッジ・ダート(3.9%)
6 BMW X3(3.9%)
7 BMW 4シリーズ(3.9%)
8 メルセデス・ベンツEクラス(3.9%)
9 スバルWRX(3.3%)
10 日産ティーダ(3.2%)

この「1年以内に売られる」ということにはいくつか理由があると考えていて、ひとつは「単に気に入らなかったから」。
そしてもうひとつは日本でも見られる傾向ですが、「販売ノルマを稼ぐために、一旦登録(販売)してから売りに出す」。
日本の場合は「新古車」として中古市場に出ることになり、走行が10キロや、数十キロレベルで、かつ正規ディーラーが販売している中古車がこれに該当。
日本だとやはりBMW、メルセデス・ベンツに顕著ですが、それだけノルマが厳しい、とも言えそうです。

今回のiSeecarsによるランキングだと、ベストテンのうちBMWが4台、メルセデス・ベンツが2台、日産が2台。
逆にアウディやフォルクスワーゲンはここに入っておらず、ちょっと不自然な印象も。
となると「メルセデス・ベンツ、BMW、日産」の3ブランドについてなんらかの構造的な理由があるとも考えられ、そしてそれは「自社登録」なのかもしれません。

なお、iSeecarsでは中古車になるとどれだけ新車から値が落ちるかという統計も取っており、これによるとその内容は下記の通り。

「一年以内に売られる」車と「値下がりが大きい」車との一致率がかなり高いという印象ですが、こちらも顔を出すのが特定メーカーばかり。
これを見ても、やはり特定メーカーの車は「ノルマ達成のために大量に登録されて中古市場に出回る」ために価格が下がりやすいとも考えられ、高いノルマを課したがために、自ら中古相場の下落を招いている、とも考えられそうですね。

1 クライスラー200・・・29.9%
2 ダッジ・ダート・・・27.4%
3 日産ノート・・・20.2%
4 メルセデス・ベンツCクラス・・・19.6%
5 メルセデス・ベンツEクラス・・・19.3%
6 BMW 5シリーズ・・・18.2%
7 BMW 3シリーズ・・・18%
8 BMW 4シリーズ・・・17.3%
9 日産ティーダ・・・14.1%
10 BMW X3・・・12.7%
11 スバルWRX・・・6.2%

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