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レクサスが「UX」につき目標の10倍、8,800台の受注を集めたと発表。どこが評価されているのかを考えてみた

2018/12/28

レクサスUXは日本市場に「ぴったり」のクロスオーバーかもしれない

トヨタが発売したばかりのレクサスUXの受注状況を発表。
これによると発売後一ヶ月経過した時点での受注台数は8800台で、これは月販目標900台の9.8倍に相当する数字となっています。

現在のところどのグレードが人気なのか、そしてボディカラー構成、注文を下人の属性などは不明。
しかしながら、「好評をいただいているポイント」として下記を挙げています。

力強く、俊敏な印象を与える大胆かつ洗練されたエクステリアデザイン

素材の質感にこだわり、LEXUS独自の日本の美意識を取り入れたインテリアデザイン

視界が広く、都市における取り回しにも優れたパッケージ

新開発エンジンを含む最新のパワートレーンやプラットフォームによる俊敏な走りと上質な乗り心地

車線維持支援機能などを搭載し、安全性・機能性を追求した最新の安全装備

レクサスUXは「レクサスではもっとも求めやすい価格のSUV」

レクサスUXは「トヨタC-HR」をベースとしたコンパクトクロスオーバー。
現在のレクサスのSUVラインアップにおいては「エントリー」を担うモデルで、最新のデザイン言語を身にまとうスタイリッシュなデザインが特徴。

グレードはガソリンエンジン搭載のUX200とハイブリッドのUX250hとがあり、UX200はFFのみ、UX250hにはFFと4WDがラインアップ。
価格はUX200のエントリーグレードで390万円、UX250hのトップレンジである”Version L"で535万円、という設定です。

レクサスいわく、UXは「新たなライフスタイルを提供する都会派コンパクトクロスオーバー」。
UXのコンセプトについては「Creative Urban Explorer」=CUEだとし、これはつまり「CUE(キュー)」=きっかけ。
新たなライフスタイルを探すきっかけになれば、ということのようですね。

ボディサイズは全長4495ミリ、全幅1840ミリ、全高1540ミリ。
現代ではこれでも「コンパクト」と表現できるレベルにあり、日本においても使いやすいサイズだと言えそう。

実際にレクサスUXを見た印象だと、レクサスらしい塊感を感じさせ、いかにも高級かつ高品質といった雰囲気。
SUVといえども、そこには生活感のカケラもなく、「こりゃ売れるわ」と確信するスタイルを持っているクルマです(とにかく女性が非常に高い興味を示しているのが印象的。そういったクルマはあまりない)。

ぼく自身はまだレクサスUXの試乗を行っていませんが(年明けくらいに行ってくる)、国内外のメディアからは試乗レポートも到着。
いずれのレビューでも非常に高い評価を行っており、素晴らしいクルマであるようですね。

レクサスUXがここまで高い評価を得て、実際に多くの受注を集めている要素としては、(日本市場に限っては)その手頃なサイズ、そしてアフォーダブルな価格が挙げられそう。
とくに価格については、「NX」のもっとも安価なモデルの441万円と比較して、さらに50万円ほど安いというのは魅力的。

加えて凝縮感のあるスポーティーなデザインが高く評価されていることも間違いなく、価格、性能、デザインのバランスに優れ、かつ「この価格で”レクサスが買える”」という、人々のプレミアム志向をうまく刺激したことが成功の要因ではないかと考えています。

BMWやメルセデス・ベンツのエントリーモデルと同等の価格帯ということになりますが、それらに比べるとプレミアム性が高いようには(私見ですが)感じられ、正直、ぼく自身も「BMW X1やメルセデス・ベンツGLAを買うのであれば、レクサスUXのほうがずっといいだろう」と考えています。

VIA:TOYOTA

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