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【過去最高】ランボルギーニが2025年に10,747台の販売を達成、「全車ハイブリッド化」で独走態勢へ。HV化が受け入れられないフェラーリとは何が違うのか

ランボルギーニ

| フェラーリは「エンジンがコアバリューを形成しているのに対し、ランボルギーニはブランドイメージそのものがコアバリュー」だからだと思われる |

この記事のポイント

  • 史上最高の販売台数: 2025年の世界納車台数は10,747台となり過去最高を更新
  • ハイブリッド戦略の勝利: V12の「レヴエルト」とPHEVの「ウルス SE」が成長を牽引
  • 次世代モデルの幕開け: 2026年1月より新型「テメラリオ」の納車が開始。受注はすでに1年待ち
  • 究極の限定車: 1,080馬力を叩き出す29台限定モデル「フェノーメノ」を発表

「高級車市場には逆風が吹いている」という予測をよそに、イタリアの雄・ランボルギーニが驚異的な数字を叩き出したことが明らかに。

CEOのステファン・ヴィンケルマン氏が「複雑なグローバル環境下でも際立つ能力」と自信を見せる通り、同社は今、最も勢いのあるラグジュアリーブランドとしての地位を不動のものにしています。

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Image:Lamborghini

2025年の地域別販売実績と成長の背景

2025年の販売は特定の地域に偏ることなく、世界3大マーケットすべてで強固な結果を残しており、その詳細は以下の通り。

参考までに日本だと2025年の登録台数は951台、成長率は前年比で115.8%となっています。

地域別納車台数(2025年)

地域納車台数前年比などの状況
EMEA(欧州・中東・アフリカ)4,650台引き続き最大マーケットとして君臨
アメリカ(北米・南米)3,347台米国を中心に安定した需要を維持
APAC(アジア太平洋)2,750台日本や韓国を含め堅実な成長を記録
合計10,747台史上最高記録
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主力モデルと2026年への展望

この成功の鍵は、ランボルギーニが進める「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」という電動化戦略にあり、2025年の記録更新を支えたのは、ブランド初となるハイブリッドモデルたち。

  • Revuelto(レヴエルト): V12エンジンと3基のモーターを組み合わせたHPEV。すでに2年以上のバックオーダーを抱える爆発的人気
  • Urus SE(ウルス SE): 800馬力を誇るプラグインハイブリッド版SUV。効率性とパフォーマンスの両立が顧客に支持される

さらに2026年1月からはウラカンの後継車である「Temerario(テメラリオ)」の納車が開始され、920馬力のV8ツインターボハイブリッドを搭載したこのモデルはすでに「約12ヶ月分が完売状態にある」とのこと。

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2025年の目玉、限定29台の怪物「Fenomeno(フェノーメノ)」

なお、2025年、ランボルギーニのファンを最も驚かせたのはモンタレー・カー・ウィークで初公開された限定車「Fenomeno(フェノーメノ)」。

  • 限定生産: 世界でわずか29台のみ
  • 驚愕のパワー: ランボルギーニ史上最強のV12ハイブリッドシステムを搭載し、合計出力は1,080 CVに到達
  • デザインマニフェスト: 同社のデザインセンター(チェントロ・スティーレ)の20周年を記念し、次世代のデザイン言語を体現

まさに、ランボルギーニのエンジニアリングとデザインの「頂点」を示す一台であり、ランボルギーニが進む方向を「パフォーマンス」「デザイン」両面から指し示す存在です。

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Image:Lamborghini

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なぜ「全車ハイブリッド」でも売れ続けるのか?

かつてランボルギーニのファンは電動化に懐疑的で、しかし実際にランボルギーニが「全車ハイブリッド化」したところ”反対意見”が見られないというのが実際です。

これはフェラーリとは真逆の結果であり、そしてその理由はおそらく「フェラーリの中心的価値はエンジンであり、しかしランボルギーニの中心的価値はエンジンのみにとどまらなかった」から。

実際のところ、エンツォ・フェラーリは「我々が売るのはエンジンであり、車体はそのオマケ」と公言しており、よって電動化は「魂を悪魔に売り渡す」のと同様だと思われたのかもしれません。

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その一方でランボルギーニもまた「V12」「V10」という象徴的なエンジンを持っていたものの、ランボルギーニを構成する要素は「デザイン」「ブランドストーリー」など様々な要因であり、エンジンはその中の「ひとつ」だった可能性が大。

よって、ランボルギーニを成り立たせる要因のうちの「ひとつ」が電動化によっていくぶん曖昧になったとはいえ、そのほかの「デザイン」などの要素を強化することで「ランボルギーニ全体」としての訴求力を失わずに済んだのではないかとも考えているわけですね。

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加えて、ガヤルドやウラカンは「アウディR8との兄弟車」、そしてウルスも「ポルシェ カイエンやベントレー ベンテイガ、アウディRS Q8との兄弟車」でもあり、そのあたり「純度の高い」フェラーリとは異なってファンの(変化に対する)耐性というか許容度が高かったんじゃないかとも考えています。

いずれにせよ、ランボルギーニは「電動化に成功した」稀有なスポーツカーメーカーとなったわけですが、ハイブリッド化が正しく顧客に受け入れられ、ランボルギーニは顧客は「環境のために妥協する」のではなく、「より速く、よりエモーショナルな体験」を求めてハイブリッドを選んでいるというわけですね。

「ハイブリッド化によって、これまでのガソリンエンジンオンリーでは出来なかったことができるようになった」「ハイブリッド化によってパフォーマンスが別次元へと引き上げられた」のはフェラーリもランボルギーニも同じではあるものの、ここまで市場そして顧客の反応が分かれてしまったことには驚かされます。

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結論:ランボルギーニは「唯一無二」のステージへ

とにかくにも、主要なラグジュアリーブランドの中で、全ラインナップのハイブリッド化をこれほどスムーズに、かつ成功させたメーカーは他になく、2026年はテメラリオの本格デリバリーに加えGT3レースへの参戦も控えており、サンタアガタ・ボロネーゼの猛牛は、これからもぼくらに「視覚的なアドレナリン」を与え続けてくれることとなりそうです。

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参照:Lamborghini

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