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ケーニグセグが「元」サーブの親元であるNEVSと提携し新会社設立。「これでハイパーカーをガンガン開発・生産できる」

投稿日:2019/02/05 更新日:

提携は生産規模拡大のためのようだ

ハイパーカーの製造で知られるケーニグセグが「元サーブの母体」であるNEVS=ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデンと新しいジョイントベンチャーを立ち上げる、と発表。

サーブは日本でも一時期(90年代)人気が出て「900」や「9-5」はけっこう走っていたように思います(900のカブリオレはなかなか良かった)。
その後2000年にサーブはGMに吸収され、2010年にはオランダのスパイカーに売却され、そこで社名が一旦SWAN(スウェディッシュ・オートモビル)へ。※同時にスパイカーはアメリカの企業に売却されている

しかしそこでも再生がうまく進まず、中国資本(日本も噛んでいる)の ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン がサーブブランドを買い取るも、2014年にサーブ事業の破産を申請して現在に至る、という感じです(破産したのはサーブ事業のみで、NEVSそのものは残っている)。

ケーニグセグはハイパーカー意外に興味はない

そしてサーブ、ケーニグセグともに「スウェーデンの企業」ということもあって今回の共同ベンチャー設立なのだと思いますが、サーブがスパイカー傘下にあったときにもケーニグセグと提携という話があり、水面下ではずっと両社の繋がりがあったのかもしれませんね(中国におけるケーニグセグのディーラー運営はNEVSが行ってきた)。

ケーニグセグによると、「新しい戦略的パートナーシップは、エレクトリック化された車両の生産を拡大でき、ハイパーカーセグメントの拡大が期待できる」としており、つまりケーニグセグは今回の提携によって生産力を拡大し、より多くの販売台数を稼ぐ意向がある、ということがわかります。

つまりケーニグセグは量販車やスーパーカーには興味はなく、あくまでも「ハイパーカー」にこだわるということになりますが、これには「4-5年待ち」と言われる納車待ちを解消したいという意向があるのかもしれません。

ケーニグセグは今後エレクトリック化を進める?

新しい会社の65%の株式はNEVSが取得し(投資額は1億5000万ユーロ)、ケーニグセグは35%をコントロール。
ケーニグセグは知的財産や技術ライセンス、製品の設計やデザインを担当するとされ、となるとNEVS側は「生産」を行うということになりそうです。

なお、NEVSの母体は中国企業の「Evergrande」ですが、この会社は上海のEVメーカーCENATの議決権を持ち、そしてファラデー・フューチャーの32%の株式を保有するとされており、EV関連には非常に強い会社であることもわかります。

ケーニグセグは「レゲーラ」においてハイブリッドカーを発表していますが、ケーニグセグいわく、これは「世界で最も進んだエレクトリックシステムを持つクルマ」。

モーターのみで700馬力を発生すると言われ、そのほかにも変速機が存在しない「ダイレクトドライブ」、リアディフューザーとエキゾーストシステムとが合体した「フィッシュテール」など、数々の特徴を持っていますが、レゲーラはすでに「完売済み」であり(生産はまだ完了していない)、新会社ではレゲーラの後継とも言えるモデルを開発し、生産するのかもしれません。

ケーニグセグでは「アゲーラ」後継モデルとして「ラグナロク」と呼ばれるハイパーカーもスタンバイしているとされ、しかしこちらは「ハイブリッド」ではなさそうでもあり、ここに新しいジョイントベンチャーがどう絡むのか(もしくは絡まないのか)は気になるところです。

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