| ただし社外デザイナーのレンダリングなので実現の可能性はゼロ |
インダストリアルデザイナー、Nathan Malinick氏がマクラーレンのニューモデル「モナコ」のデザインを作製。
マクラーレンはつい最近、サーキット志向ではなくツーリング志向の「GT」を発表したばかり。
これは荷室空間を拡大し、かつ快適さを追求したセッティングにて長距離の移動そして旅行を考慮した(もしくは主眼に置いた)スーパーカー。
マクラーレンはミドシップ意外のバリエーションを拡大すべき?
ただ、この「マクラーレンGT」のシャシーは570S/GTや720Sと同じカーボンモノセル(ただしGT用にアレンジされている)、そしてエンジン搭載位置はリアミッド。
つまり、いかに荷室を拡大したとして、基本的な構造としては570S/GT、720Sと同じということになりますね。
しかし今回公開されたレンダリングだと「フロントエンジン」ということで大きくその車体構造を変更してきたということになり、これによって室内および荷室空間が大きく拡大することになりそうです。
なお、デザイナーのNathan Malinick氏いわく、この「マクラーレン・モナコ」は”大陸間弾道弾”。
そのパフォーマンスはフェラーリ812スーパーファスト同様のレベルをイメージした、とのこと。
エンジンそのものはマクラーレン720Sと同じく4リッターV8ツインターボですが、出力は760馬力に向上しているという想定だそう。
モデルイヤーは「2025」という設定ですが、マクラーレンが持っている現在のデザイン要素をうまく取り入れているようにも見えますね(とくに”スピードテール”に近い)。
画像を見ると、マクラーレン・モナコはほかモデル同様のディへドラルドアを持ち、ルーフはグラストップ。
極限までエアロダイナミクスが追求されたと思われるボディ表面や構造を持ち、「マクラーレン公式レンダリング」だと言っても通用しそうなレベルですね。
現実だと、マクラーレンは「ミドシップスポーツ」に特化していて、フロントエンジン車を製造する可能性はかなり低そう。
そしてマクラーレンにフロントエンジン向けのプラットフォームは存在しないので、これを発売しようとすると新規に開発を行う必要があり、それなりのコストがかかると思われるものの、このままミドシップスポーツを増やし続けるよりは「まだ販売拡大の可能性があるんじゃないか」と思ったりもします。