| 正直、ここまでよく出来ているとは思わなかった |
さて、バイク(CBR250RR)を購入したのでヘルメットを新調。
ほかにもBELL、ROOFのヘルメットを持っていますが、せっかく新しくバイクを買ったので「気分一新」したかった、という事情もあります。
購入したヘルメットはイタリアのNOLAN(ノーラン)製、N44。
N44はすでに生産が終了していて、今後N44 EVOに切り替わるため、現在「在庫処分」が行われており、いくつかのショップでは格安で入手できます(ボクが購入したのは2万円くらい)。※定価は46000円
なお、ノーランというと「機能的」「けっこう高い」というイメージをぼくは持っていて、この値段で購入できるというのはちょっとした衝撃。
ここで、その「ノーランのヘルメット」を見てみましょう。
ノーランのヘルメットは見た目だけではない
ノーランのヘルメットは全体的にデザイン性が高いという印象がありますが、今回購入してわかったのが「見た目だけではない」ということ。
横から見るとこんな感じですが、シールドがかなり大きく、SF映画に出てくる宇宙服のヘルメットのような感じ。
開閉については、バイザー下部とヘルメット下部とのツラがほぼいっしょになっているので、顎に指をかけてはね上げるようにして簡単に開閉可能(ジェットヘルメット的な操作方法)。
フロントベンチレーター。
こちらはトップのベンチレーター。
フロントもそうですが、グローブを装着していても操作しやすいように大きな作りを持ち、クリック感もあるので「ちゃんと動かした」ことが感覚でわかります。
このあたり、操作系が小さく、タッチも曖昧なものが多い日本のヘルメットとはちょっと違う考え方を持つようです。
そして今流行りの「ダブルバイザー」。
東南アジアあたりから流行し始めた装備ですが、ヘルメットの中にスモークシールドを内蔵しているもので、現在のツーリング向けヘルメットにて主流になりつつあるもの(日本だと、ショウエイがGT-Airで採用している)。
この操作はヘルメット左下にあるスライダーをずらすとバイザーがおりてきて、その下にあるボタンを押せば自動で「引っ込む」仕組み(よく出来ている)。
そしてちょっと面白いのがスポイラーというかフラップ。
風がライダーの首に当たらないようにという配慮なのだと思われますが、風を左右に逃がすようにできています。
これは(ぼくの知る限り)日本のメーカーには見られない装備ですね。
そして風を巻き込まないためのメッシュ製カバーのようなものも。
ヘルメット本体とシールドとの間のパッキンもしっかりしていて、風が入りにくい設計。
まだこれを被って走ってはいないものの、上述のスポイラーやウインドプロテクター、このパッキンを見るに「冬場にはかなり重宝しそう」なヘルメットです。※このあたり冬場にバイクで高速走行をした経験がないとわかりづらい
そしてこのヘルメット「N44」はは形態を6パターンに変更可能。
たとえばジェット型だとこんな感じです(ボタン二箇所を押すだけで簡単にチンガード部分が外れる)。
そのほかバイザーを付けたり付けなかったり、シールドを取り外したり、といったアレンジが可能。
そしてインカム取り付けにも対応。
全体的に見て、さすがバイク王王国イタリアといった印象を受けるヘルメットで、細部に至るまで非常によく作り込まれ、とくにツーリング愛好者にはかなり嬉しい装備が盛り込まれているんじゃないか、と感じます。
安くてもちゃんとした正規品
なお、購入したのは格安ではあるものの、ちゃんと日本の正規代理店(デイトナ)扱い。
元箱はこんな感じでイタリアン。
PINLOCK曇り止めシート。
ほか、サンバイザー、ヘルメット用バッグ(保存袋)も付属します。
なぜイエロー?
なお、ぼくが購入したカラーは「ハイビジビリティ」と命名された蛍光イエロー。
バイクのカラーは「ホワイト、ブラック、レッド」なのでイエローとは無縁ですが、今回イエローを選んだのはバイクに用いられている「レッド」部分を「イエロー」に変更しようと考えたため。※今だと、イタリアントリコローレ、シルバー、ホワイト、ブラックの在庫を購入可能
ちなみにノーマルだとこんな感じ。
そしてこの「レッド」のアクセントをイエローに変更するとこう(フォトショップで色を置き換えただけの雑な仕上げですが)。
なお、これはさほど難しいことではなく、というのもホンダCBR250RRには「ソードシルバー」なるカラーがかつて存在し、そのアクセントが「イエロー」。
CBR250RRのアクセントカラーはデカール(ステッカー)で再現されているため、このソードシルバー用のデカールを取り寄せて張り替えれば、レッド部分がそっくりイエローになる、というわけですね。