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次期アウディA4は「コストダウン」を免れる!MLBプラットフォームを採用し「よりコンパクトでスポーティーなA6」的モデルへ

2019/08/28

| もうちょっとでA3と同じMQBプラットフォームが採用されるところだった |

アウディは今年はじめにフェイスリフト版となる新型A4を発表したばかりですが、早くも「次期A4」の噂が出ているようです。
今回Automobile Magazineが報じたところによると、”B10”というコードネームで呼ばれる次期アウディA4は”コストダウンを免れる”とのこと。

これはいったいどういったことかというと、御存知の通りフォルクスワーゲンは「ディーゼル不正事件」によって多額の賠償金を支払う必要が出てきて、そのための資金を捻出する必要が出てきたわけですね。

MQBプラットフォームを採用すると「美しくない」

そこでアウディ含むフォルクスワーゲングループは、パーツの共通化、不人気車種の廃止、プラットフォームのコストダウン等にて大きく経費を圧縮し、むしろ「ディーゼル不正事件発生前よりも健康的」に。

たとえば、アウディTTだと「2代目(8J)」は専用のオールアルミ製プラットフォームを持っていたものの、「3代目(8S)」ではフォルクスワーゲン・ゴルフと同じスチールメインの「MQB」へとグレードダウン(その割に販売価格は大きく上昇している)。

そして、これと同じ手法がA4にも採用されると言われており、これが「執行」されるとアウディは「1000億円」程度のコスト削減を手にできる、とも言われていたわけですね。

しかし、アウディ内部にはこのコストダウンを「ヨシ」としない人々もいて(A3と同じになっしまう)、VWアウディグループの上位モデルに採用される「MLB」のプラットフォームの使用を訴えていたわけですが、ついにアウディ内部にて「これが認められた」というのが今回の報道。

これによって、新型A4は「A6のコンパクト版」とも言えるクルマになり、「短くスポーティーなA6」といった雰囲気が与えられる、とも。

なお、社内では「MQB案」「MLB案」2つが提出されたようですが、MQB案は広い室内やトランクスペースを持つものの、見た目が「A3のセダンっぽい(つまり高級車っぽくない)」。
反面、MLBベースのA4は美しく堂々としており、こちらに支持が集まったようですね。※わかりやすく言うと、MQBはエンジン横置きのFF専用モデル、MLBはエンジン縦置き用プラットフォームで、これに組み合わせられる4WDシステム「クワトロ」も内容が異なる

なお、A4にMLBプラットフォームが使用されるからといって「アウディのコストダウン」が中止されるわけではなく、TTはやはり廃止の方向となり(代わりに別モデルが設定される可能性も)、A3とA5のオープンモデルは統合され(これはMQBプラットフォーム採用)、A5スポーツバックとA7スポーツバックも統合されるという方向性も濃厚。

反面、より利益の取れる高価格帯モデルを充実させ、「A9」「Q9」投入という話もあるようですね。

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