| GRブランド史上、もっとも過激なクルマになりそうだ |
トヨタはGRヤリスの公開を控えていますが、今回あらたにティーザー動画をリリース。
加えて12月15日に富士スピードウェイにて開催されたTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2019においてもカモフラージュつきながらGRヤリスのデモ走行を披露しています。※GRヤリスの正式発表は1/10より開催のオートサロンにて
今回公開された動画においてはトヨタのWRCチームメンバー、そして代表であるトミ・マキネンが新型GRヤリスについてコメントを行っています。
トヨタがGRヤリスを「東京オートサロン(1/10-1/12)」にて発表すると正式通達。会場では86のコンセプトカー”BLACK LIMITED”も登場し、「GR祭り」となりそう
動画はGRヤリスがWRC直結であることを物語る
こちらが今回公開されたGRヤリスの新しいプロモーション動画。
まずは「BORN FROM WRC」という文字からはじまり、GRヤリスがWRCに直結するクルマであることをアピール。
そして過去のWRCを走る、先代ヤリスの映像。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49239835123/in/dateposted-public/ここからはToyota Gazoo Racing WRCチームのドライバーによる、新型GRヤリスに対する「ひとことインプレッション」。
まずはオィット・タナック選手。
「とてもドライブしやすいクルマだ」。
クリス・ミーク選手。
「これは多くの人が待ち望んでいるクルマだろう」。
ヤリ-マティ・ラバトラ選手。
「きっと欲しくなるクルマだ」。
最後にはチーム代表のトミ・マキネン。
「エキサイティング」。
非常に短いコメントではあるものの、この表情そして「エキサイティング」という言葉がGRヤリスを端的に表しているようにも思います。
GRヤリスは「ホモロゲーション取得用モデル」?
GRヤリスの詳細は今のところ非公開ですが、4WDそしてパワフルなターボエンジン、マニュアル・トランスミッション、そして重要なのは手動式パーキングブレーキを持つということ。
エンジンについては3気筒なのか4気筒なのかは判明しておらず、4気筒化にはコストが掛かりすぎるために3気筒ではないかとも言われ、しかしこれまで目撃されたプロトタイプを見ると「ボンネットが盛り上がっているため」4気筒を押し込んでいる可能性も大。
もちろん4気筒だと(エンジンベイの構造を変更する必要があるので)相当に高価な車両になる可能性もあり、しかしながら、どのみちここまでワイドフェンダー化していたり、「WRC直結」を謳っているのであれば、やはりWRCカー同様の4気筒ターボを積んでくるだろうとも考えています。※台数を追い求めるよりも、イメージ戦略を重視
まだまだ全容のわからない新型車ではあるものの、いかにGRブランドとはいえどここまで市販車と乖離の大きな市販車を出してきた例はこれまでになく、これからのGRブランドの方向性を決定づける試金石となるのかもしれません。
おそらくは「ヤリスをアップグレードした」モデルというよりは、WRCカーのホモロゲーションモデルに近い性格を持つと思われ、現時点で「2020年最大の目玉」だとも考えています。
GRヤリスが豪州で目撃!まさかの「超ワイドフェンダー」装備、これはもう”ヤリスのスポーティー版”ではなく”WRCカーのロードバージョン”?