| BMWはクルマもバイクもカスタムがアツい ||
BMWは「クルマとバイクの両方を発売する」数少ないメーカーの一つですが、そのバイク部門”モトラッド”から発売されているのがR nineT。
BMWモトラッドのラインアップとしては「スポーツ」「ツアー」「ヘリテージ」「アドベンチャー」「ロードスター」「アーバンモビリティ」といったものがあり、R nineT はそのうち「ヘリテージ」に属します。
そしてこの「ヘリテージ」の特徴ですが、その名の通りちょっとクラシカルなルックスを持っていることと、「豊富なオプションによって思い思いのカスタムが可能であること」。
たとえば「スポーツ」に属するS 1000 RRであれば「カフェレーサー風」といった選択肢はなく、カスタムするとすれば「ひたすら速度を追求するのみ」。
ただし「ヘリテージ」であれば、サーフ、ミリタリー、カフェレーサー、ヴィンテージといった様々な路線でのカスタムが可能となり、そこが「クルマと違って、さほど数が出ない」バイクにとってのビジネスチャンスでもありますね。
もちろんBMWはR nineT発売時から「カスタムパーツ販売による収入」を見込んでいたようで、というのも当初からカスタムパーツを多数揃えていたから。
そしてつい先日発表された「R18」もやはり同様と見え、こちらもカスタムパーツが車体と同時に多数発表されています。
BMWは「カスタム推奨」
そしてBMWモトラッドとしては「カスタム」ムーブメントを盛り上げたく(そうすればバイク本体の販売に繋がり、かつ息の長いブームになる)、R nineTについては”メーカ純正、社外問わずカスタム推奨”というスタンスを取っている模様。
そして今回公開されたのがZillers Garageによるカスタム仕様のR nineT(もはやもともとR nineTであったことがわからないほど)。
このZillers Garageはモスクワを拠点とするカスタムバイクショップだそうですが、「金属加工が得意」だそうで、車体全体を覆うのはアルミ製パネル。
その雰囲気は未来的ともレトロとも、そして航空機風とも家具のようだとも受け取ることができ、独特の雰囲気がありますね。
シートの後ろはスライダーで引き出すことがで、この内側にはUSBソケットが内蔵されているようです。
ホイールもオリジナルへ。
スポークとリム部のデザインがシンクロするという面白いデザインを持ちますが、エンジンともども、金属パーツの多くはダークグレー(マット)にペイントされています。
このウインカーはなんとも秀逸。
Z4からの移植かもしれませんね。
こちらはメーター。
本当にカッコいいなこのバイク・・・。
カウルにはライトグレーの縁取りがあり、そして一部にはリベットも。
全体的に統一感のある、素晴らしいカスタムですね。
ほかにはこんなR nineTのカスタムも
上述の通りR nineTは「カスタム前提」のバイクといった印象ですが、ちょっと前にはドイツのカスタムショップ、ソウル・フューエルのカスタムしたGiggerlが公表されてちょっとした話題に。
こちらもメタル製のカウルを装着していますが、未来風というかサイバーパンク風というか、なんとも表現の難しいデザインを持っていて、「いったいどうやったらこんな凄いバイクを考えつくんだろうな」と驚かされますね。
VIA: DriveMag, DesignBoom, Yahoo!, RideApart