| カスタム費用は不明だが、前例からするに車両込みで1000万円くらい? |
アメリカはコネチカット州を拠点として活動するレガシィ・オーバーランド。
これまでにもトヨタ・ランドクルーザー、ランドローバー・ディフェンダー、メルセデス・ベンツ等のレストモッドを公開していますが、今回は軍用として使用され、現在は退役したメルセデス・ベンツGクラス(W461.4)をレストアがてら美しく、そして現代風に仕上げて公開しています。
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初代レンジローバーのレストア+カスタムが登場。オリジナルの雰囲気を守りつつも細部は現代風にアップデート
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エクステリアは「ハード」かつ「洗練」
このタイプのGクラスは通称「ウルフ」として知られるそうで、そのうちでも耐久性の高い直列5気筒2.5リッターディーゼルエンジンを積む250GDがベースとなっています。
なお、レガシィ・オーバーランドは2年ほど前にも250GDのカスタムを公開していますが、今回の画像を見るに、当時に比較してかなり「カスタムレベルが高くなっている」ようにも見えますね。
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実際に軍用として使用されたGクラスをフルレストア。ハードかつオシャレになって”第二の人生”を歩むことに
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今回のレストモッドにあたってはエンジンやトランスミッションのリビルトが行われ、足回りについてはリフトアップした上でビルシュタイン製のショックアブソーバーを装着するなど近代的な乗り味に仕上げている、とのこと。
加えて、各金属パーツについては、塗装を剥離した後にガルバナイズド加工(亜鉛メッキ)を行い、腐食を防ぎ耐久性を高めるための配慮がなされています。
ボディカラーはボックスウッドグリーン、そしてグリルやガードバー、ホイールなどをブラックとすることでメリハリを出しているようですね。
一方でアンダーガードやメルセデス・ベンツのエンブレム(スリーポインテッドスター)はボディ同色にペイントされてオシャレな雰囲気に(ジェリカンまでもがボディカラー同色)。
ホイールは16インチ(スチール)、タイヤは275/75サイズのクーパー・アドベンチャーSTTプロが装着されています。
ブラックパーツは部位によって傷がつきにくい3Dペイント採用。
シュノーケルが装着されてワイルドな雰囲気となる一方、ヘッドライトはサークル状のデイタイムランニングランプが内蔵されたスマートなLED式へ。
「250GD」の「ロゴがボディカラー同色となっているのは、前回のカスタムに比較して「新しい」部分です。
フロントにはLEDフォグが装着されています。
テールランプもLEDへと変更済み。
「Mercedes Benz」のカラーロゴもやはり新しい意匠ですね。
インテリアは「シック」そして「ゴージャス」に
もちろんインテリアもフルレストアされ、ダッシュボードはボディカラー同色のボックスグリーン、そしてステアリングホイールはブラックのレザー巻きに。
メーターもリビルトされ、エアコンに加えてパイオニア製のオーディオシステムも追加(ダイナマットを使用して制振と防音処理もなされている)。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50007610918/in/dateposted-public/シートはブラック+ヴィンテージ調のブランレザーのコンビ仕様。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50008403717/in/dateposted-public/なお、GクラスはもともとNATO制式採用車両「ゲレンデヴァーゲン」として開発され、その後の民生用として1981年に発売。
名称においてもしばらくは「ゲレンデヴァーゲン」を採用していたため、今でも「ゲレンデ」と呼ばれることが多いようです。