>メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG) ■近況について

新型メルセデス・ベンツGLAを見てきた!2代目は使い勝手が良いスタイリッシュなアーバンSUVへ

| メルセデス・ベンツはコンパクトクラスにも上位モデルと同等の装備を与えている |

さて、6月25日に発表されたばかりの新型メルセデス・ベンツGLA。

今回のGLAはフルモデルチェンジ版の2代目となりますが、先代の「ワゴン」から、新型では「SUV」らしい、箱型に近いスタイルへと変更されています。

現在展開されているのはGLA200d 4MATICのシングルグレードで、搭載されるエンジンは2リッター直4ディーゼル(150馬力)のみ、トランスミッションは新開発の8速DCT、駆動方式は4WD(4MATIC)、価格は502万円から。

展示車にはAMGラインが装着され、スポーティーなルックスを持っています。

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新型メルセデス・ベンツGLAはこんな外観を持っている

なお、今回の新型GLAについて、その概要は下記の通り。

全般的に「実用性を大きく向上させた」フルモデルチェンジだと言えそうです。

・先代よりも10センチ以上背が高く、短いボディ
・ヘッドスペースが拡大し、リアのレッグルームもより広く
・ドライバーに代わって緊急ブレーキ操作を行うアクティブブレーキサポート装備
・ドライビングアシスタンスパッケージの内容を充実
・空気抵抗を削減(Cd値は0.28)
・最新仕様のインフォテイメントシステム(MBUX)装備

全体的にはカドが取れて丸いデザインとなり、これは現在のメルセデス・ベンツが採用しているデザイン言語「官能的純粋」を反映させたため。

可能な限り段差や継ぎ目が廃止されています。

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フロントはシャークノーズというよりは、垂直にストンと切り落とされたようなイメージ。

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サイドにもエッジの立ったプレスラインはナシ。

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リヤもやはり丸くなっていますね。

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ルーフは後端に向けてスロープした「クーペ風」。

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ドアミラー形状もリニューアル。

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フロントグリルはメルセデス・ベンツがSUVラインナップに採用する太いウイング型+ダイヤモンドデザイン。

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デイタイムランニングランプの発光グラフィックも新しくなっています。

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新型メルセデス・ベンツGLAは全長4415ミリ、全幅1835ミリ、全高1620ミリというボディサイズを持ち、これは先代GLAと比較して全長で-15ミリ、全幅+30ミリ、全高+115mmという数字ですが、最小回転半径は先代と同じ5.3メートル。

今回、同時発表されたGLBと一緒に展示されていたのですが、GLAはアーバンSUV、GLBはアウトドア派という印象で、うまくデザイン的棲み分けを行なっているようです。

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最近のメルセデスAMGが好んで採用する「エアロホイール」。

重量増加を嫌い、内側をえぐるなど軽量化に配慮されているようですね。

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新型メルセデス・ベンツGLAはこんな内装を持っている

そしてこちらは新型メルセデス・ベンツGLAのインテリア。

エクステリア同様、GLBとは差があり、シートがよりオシャレに、そしてメタル調加飾が増えてキラキラ感が強くなっています。

ちなみにシートの着座位置はGLBよりも5センチ高く、GLAよりも14センチ高い、とのこと。

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ただしメーターやセンターコンソール、ドアインナーパネルなどは基本的にGLBと一緒。

しかしながら「パネル表面の凹凸」など、そのクルマのキャラクターに合わせた加工が用いられています(GLAは静的、GLBは動的といった印象)。※GLAでは平滑な表面が用いられている部分でも、GLBではリブが設けられている

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シート座面はシボ(凹凸)つきレザー。

これは、同じメルセデス・ベンツであってもサルーンとは異なる仕上げということになり、おそらく「GLAはSUVなので、傷や汚れを想定して」こういった仕様になっているのだと思われます。

見る限り、SUVラインアップはすべてこの仕様を持つようなので、メルセデス・ベンツはやはり「真面目」にクルマのことを考えている、という印象ですね。

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もちろん最新のMBUX、そして12.3インチタッチ式インフォテイメントディスプレイ、さらにデジタル式メーターも。

見慣れるまでは違和感があったものの、慣れてしまうと非常に使いやすく見やすい配置だと思います。

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かつてメルセデス・ベンツは「上位クラスとエントリークラス」とで装備や仕様を明確に分けていたものの、現行世代あたりからそういった垣根をなくし、たとえコンパクトクラスやエントリークラスであっても、最新のモデルに最新かつ最高レベルの装備を与える、という方針に変化しています。

よって、この新型GLAも「Sクラスと同等の」安全性やインフォテイメントシステムを持つに至っていますが、かなり魅力的なクルマであるのは間違いなさそう。

メルセデス・ベンツは「若い客層を取り入れ、ブランドの若返りを図りたい」と考えていると報じられていて、コンパクトクラスに対する力の入れようが尋常ではないというイメージもあり、実際に新型GLAでは「他社のシェアを獲得する、そしてビタイチ譲らん」という強いメッセージを感じ、「これは売れそうだ」というのが偽らざる心境です。

ほかの画像はFacebookのアルバム「メルセデス・ベンツGLA」に保存中(63枚)。

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