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これがルイ・ヴィトンのディレクターとメルセデス・ベンツとのコラボGクラス「プロジェクト・ゲレンデ」!いかにもヴァージル・アブローっぽい仕様にカスタム

2020/09/09

「おもちゃのように見えるがこれでも実車 |

先日、メルセデス・ベンツが突如公開した「プロジェクト・ゲレンデワーゲン」。

これはルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクター、ヴァージル・アブローとメルセデス・ベンツのチーフデザイナーであるゴードン・ワグナーのコラボレージョンによって展開されているプロジェクトで、今回はヴァージル・アブローが手掛けた”カスタム”Gクラスが公開されています。

一見するとミニカーやCGのように見えるものの、これは「そう見える」ように狙った結果なのでしょうね。

随所に「さすがはヴァージル・アブロー」と思える仕様が盛りだくさん

この「プロジェクト・ゲレンデワーゲン」のコンセプトは”ラグジュアリーにおける未来の認識を混乱させること”。

ざっと車両を見てみると、ドアミラーやウインカーなどの突起物が取り払われ、ヘッドライト、フロントバンパー内のグリルなどもスムージング。

ドアハンドルもスムージングされ、フロントのみ「プルタブ」へと改められているようです。

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フロントグリル内の格子、メルセデス・ベンツのエンブレム、フロントカメラ、AMGバッジまでもホワイトでペイント。

なお、ヴァージル・アブローはちょっと前の(ルイ・ヴィトンのメンズにおける)コレクションにて、まるで石膏で作ったオブジェのように見える”すべてのパーツが同じトーンのホワイトでまとめられた”バッグやシューズを発表しており、これは個人的なお気に入りモチーフなのかもしれません。

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ホイールは懐かしのAMGモノブロックスタイリング、もちろんセンターキャップに至るまでホワイト一色です。

タイヤには「MERCEDES BENZ」「GELANDEWAGEN」の文字が入りますが、この「ツルッとした」タイヤも、このクルマをおもちゃのように見せようとする一つの手法なのでしょうね。

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こうやって見るとさらに「ミニカーっぽさ」を強く感じます。

なお、ホワイトのペイントは部分的にサンドペーパーで剥がされ、これは「タイムレス」さを表現しているのだそう。

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室内にはロールバー、そしてエキゾーストパイプとともにそのカラーは淡いブルーへ。

このあたりのクリーンさも「本物の自動車には見えない」部分ですね。

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プロジェクト・ゲレンデワーゲンのインテリアはこうなっている

そしてこちらはプロジェクト・ゲレンデワーゲンのインテリア。

内装はほぼ全て引っ剥がされ、ダッシュボードなど必要最小限な部分のみが再構築されています。

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ステアリングホイールはF1にインスパイアされた形状(ケーシングはカーボンファイバー製)そしてボタン類を持ち、しかしセンターパッドや左右スポークとその上のスイッチを見るに、ベースとなるのは「市販車用」。

メーター類は現在のメルセデス・ベンツが得意とする「デジタル」ではなくレトロなアナログ式に。

このあたり、「レーシングカーと市販車」「先端テクノロジーとレトロ」との融合そして混在であり、まさに”混乱”といったテーマを体現している部分なのかも。

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アナログメーターに加えてスナップスイッチ、パンチによって作成された表示(テープ)もレトロかつ、昔のレーシングカーっぽい部分ですね。

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消化器もなんとなくレトロスタイル(圧力計のようなアナログメーターが見える)。

そしてほかのレッド部分とともに「マット」仕上げですね。

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「ジェット機のタービン」をイメージした(本来の)メルセデス・ベンツGクラスに採用されるエアコン送風口は、これもレトロな「プロペラ風」に置き換えられ、ヘッドライト同様に「×」印でフタがなされます。

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ドア内張りはすべて剥がされ、マットホワイトへとボルトごとペイントされ、ドアオープナーは外側同様プルタブに。

なお、プルタプのカバー部はシルバー仕上げとなっていて、そのほかメーターのリングなどもシルバー仕上げ(このシルバーにも、なんらかの意味があるのだと思われる)。

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フロアもマットホワイトにペイントされ、ブルーのジェリカンがレッドのストラップにて固定されます。

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シートはフルバケットながらも豪華なレザーで覆われ、ヘッドレスト部には「Mercedes」の刺繍。

シェルはカーボンファイバー、シートベルトはレーシングカー同様のハーネスが採用されています。

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この「プロジェクト・ゲレンデワーゲン」については、9月14日にRMサザビーズが開催するオークションに出品され、その収益金はチャリティーに充てられるとのこと。

公道走行できそうにはないものの、「芸術作品」としては非常に高い価値があるものと思われ、ヴァージル・アブローの知名度も相まって、セレブ界からの入札が相次ぐのかもしれませんね。

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なお、ヴァージル・アブローは直近だとルイ・ヴィトンからこういった製品を発表しており、「真っ白」や「ライトブルー」に強い関心を持っていることがわかります。

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https://www.facebook.com/MercedesBenz/posts/10158634020886670

参照:Mercedes-Benz, Louis Vuitton

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