ぼくが購入したBMW i3の仕様について。
詳細は下記の通りです。
要は車両本体価格546万円、オプション40万4000円、諸費用20万円、合計で606万円というところですが、ここからBMW i3には購入補助金75万円がマイナスされるので、総額531万円ほど。
金額については下記の通りです。
太字部分は最低限必要となる費用、その下の細字はオプションなので、なければそれでもOKというものです。
なので、レンジエクステンダー車の場合、最低で490万円くらいでは購入が可能、というイメージですね。
ちなみに、i3のヘッドライトは標準ではハロゲン仕様。
これはポルシェ981ボクスターでも同じですが「まさか」と思える仕様ですね。
新車保証を2年延長するオプション、5年分の法定点検費用をカバーするオプションもありますが、それらはいつもどおり非加入です。
車本体に問題があればメーカーが保証すべきですし、どのくらいの期間乗るか分からないのに先のことを考えてそこへ投資するのは得策ではない、という判断ですね。
なお「レンジエクステンダー」とは「発電機」のこと。
BMWはバイクも作っていますが、そのバイク用エンジンを搭載して、バッテリーの容量が少なくなったときにこれをガソリンで回し発電して電力を確保(供給、充電)するものです。
これを積むと50万円くらい価格が上がるのですが、レンジエクステンダーつき車両のほうが購入時の補助金が大きく、これを考えると12万円でレンジエクステンダーを積める計算に。
日本ではこのレンジエクステンダーの需要が高く、受注の90%はレンジエクステンダーと言われ、売却時のことを考えてもこれは「必須」と考えています。
ただ、重量はなぜか130kgも増えることになり、加速性能は0-100キロにおいてレンジエクステンダー無しで7.2秒、レンジエクステンダーを付けると7.9秒になります。
※レンジエクステンダーは発電のみで、動力としては使用できない
BMW i3においては、レンジエクステンダー無し車両のことを「ピュア(純粋なEVという意味)」、レンジエクステンダー付き車両のことを「REX」と呼ぶようですね。
車両本体価格 5460000円
自動車税 0円
自動車重量税 0円
自賠責保険 40400円
預かり法定費用 8600円
リサイクル預託金 22400円
印紙 200円
検査費用 54000円
希望番号 10800円
車庫証明 19440円
12ヶ月法定点検+三年BSI 45000円
ローレルグレイ 77000円
コネクテッド・ドライブ 57000円
19インチアロイホイール 428デザイン 120000円
フロントシート ヒーティング 47000円
LEDヘッドライト 103000円
ケーブルマネージャー 7452円
「自動車取得税ゼロ(本来であれば136500円)」「自動車重量税ゼロ(本来であれば22500円)というのは大きく、諸経費がディーラー側の整備費用やナンバープレートの取得費用(登録費用)程度で済む、というのは衝撃的。
加えて上述の「クリーンエネルギー自動車税補助金」が75万円出るので、購入が相当に楽にはなります(これがないと絶対にi3を買おうとは思わない)。
毎年の自動車税については、EVは「1000cc以下」が適用され、29500円となるのですが、ここでも「22000円減税」となるので、支払いの必要があるのは7500円のみ。
減税のイメージは下記のとおりです。
なお、納車後は例によって個別のカスタム予算を設けており、その内容は下記の通り。
・デイライトコーディング
・ボディコーティング
・フィルム施工
・スピーカー取り付け
デイライトはやはり欠かせないところで、とくにぼくのi3は暗めのボディカラーなので、被視認性を考えてもやはり必要。
コーティングは当然ながら必要で、フィルムは車内の快適温度を保ちエアコンの効きを良くして消費電力を抑えるためにも必須ですね。
フロントサイドは車検対応、リアは熱反射タイプのフィルムを考えていますが、コーティングともどもカービューティーMAXさんに相談する予定。
スピーカーについては、先のエントリーのとおりで、せっかくの静かなEVなのでオプションのハーマンカードンを入れたかったのですが、残念ながらこれを装着した在庫車が国内になく、後付けを考えています。
ランボルギーニ・ガヤルドに取り付けていたBEWITHのスピーカーがあるのでこれを入れたいと考えていますが、ツイーターはピラー加工か、ダッシュ埋め込みになるでしょうね。
その他、ホイールのペイント、リアコンビランプを一旦外して内側からスモークを貼って「リア全面真っ黒」にしたい、とは考えますがこれらは構想の段階です。
BMW i3のリセールについて、今の時点では「かなり悪い」と考えています。
ただ、政府が今後2020年までに、新車販売の20-50%(ずいぶん幅がありますが)をEVにするという計画を持ち、補助金を車両、インフラ、高速道路の割引に充てていること、今年~来年にも各社がEVを投入してきてEV市場が盛り上がるであろうこと、そうなると今までEVに興味のなかった人も興味を持つであろうこと、からEV人気全体については、今後上向くんじゃないかとぼくは想定。
それでもEVはハイブリッド同様に、「高い買い物」であり、節約をしたいのであればそもそも購入すべきものでないのは確かです。
よって、EVはある程度経済的に余裕があり、知的好奇心が高い人、変化を好む人が購入する乗り物ということになります。
その際に、BMW i3の中古はすでにBMWを持っている人、これからBMWを購入しようとする人にアピールできる可能性があり、近い将来だと「リセールにおける根落ち率」は今よりもちょっとマシになるんじゃないか、とは考えるのですね(今後のほうが人気が高まるであろうということ)。
日産リーフや三菱アイミーブの中古はかなり値を下げていますが、これもEV市場の下支えになると考えており、BMW i3とはまた異なる市場を形成するであろうと考えています。
現時点で、BMW i3に対してはほとんどの人が商業用バンと同じくらい興味を持てないと考えていますが、その状況も今後はすこし変わるだろうと予測しているわけですね。