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ブレンボが「ダストが出にくい」「摩耗しにくい」夢のブレーキローターの開発に成功!鏡面仕上げを持つGreentiveローター

2020/09/20

| しかもローター表面にはブレンボのロゴ入り |

ブレーキメーカーのブレンボが「鏡面仕上げのブレーキローターを開発した」と発表。

なお、この「鏡面」は見栄えのためではなく、ブレーキダストの低減、ブレーキローターの長寿命化を目的としており、ぼくらユーザーとしては”ありがたい限り”。

なお、画像を見るとローター表面にブレンボのロゴがありますが、これは「摩耗インジケーター」としても機能すると紹介されているので、これが消えるかなにかすると「交換時期」ということなのかもしれません。

その名称はGreentive

なお、この新型ブレーキディスクには「Greentive(グリーンティブ?)」という名称が与えられ、その名からしてもエコロジー。※Green とDistinctiveの造語

High-Velocity-Oxy-Fuelなる技術を使用しているとのことですが、現時点ではコスト含む詳細は明かされておらず、おそらくはブレーキパッドも専用品となりそう。

ちなみに「鏡面ローター」で思い出すのはポルシェが開発した「ブレーキダストの出ないブレーキシステム」=PSCB(ポルシェ サーフェスコーテッド ブレーキ)。

こちらはローター表面にタングステン・カーバイドをコーティングすることで高い耐久性を獲得していますが、その価格は安くなく、カイエン用に設定されるオプションだと541,000円という出費を要求されます。

なお、ブレーキダストは現在クローズアップされつつある問題の一つで、というのも排出されるダストが環境や人体に与える影響がバカにならないという統計もあるため。

目下の環境における問題はCO2ではあるものの、これが片付いた後には「ブレーキダストの量」が規制対象になるのかもしれませんね(これによってコストが上がってしまうのは本意ではないが、やはり大量のダストでホイールが汚れるのはいただけない)。

話をブレンボに戻すと、このローターは(画像の)ワンピース構造のほか2ピースローターにも対応するとされ、様々な活用方法が期待できる模様。

そのほか、ブレンボはブレーキのリーディングメーカーとして様々な試みを行っており、それらのうちいずれかは市販車にもフィードバックがなされることになるものと思われます。

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