| けっこういろいろなオプションが付いていて満足度が高い |
さて、購入したポルシェ・マカンSに装着されているオプションについて紹介してみたいと思います。
このマカンSは元ポルシェセンター中大阪さんのデモカー(展示車/試乗車)ですが、そのためにポルシェが推奨するオプションがたんまり装着されています(ポルシェの場合、新型車発表初期において、本社が勝手に決めた仕様のデモカーを配備することが多いようだ。よって同一の仕様の個体が世界中に存在する)。
まずはボディカラーの「サファイアブルーメタリック」。
マカンにおいて「無償」ボディカラーはホワイトとブラックのみで、その他はすべて有償となっています。
このサファイアブルーメタリックの場合は159,000円のオプションカラーですが、さらに「カーマインレッド」「リビエラブルー」等のスペシャルカラーは395,000円という設定です。
なお、聞いた範囲では、このサファイアブルーメタリックは「色合わせ」がポルシェの中でも最も難しい部類だそうで、「部分的な補修」が困難であり、よってちょっとしたキズでも「パネル単位での修復」になる可能性が高い、とのこと(気をつけねば・・・)。
ペイント・リアセンターエプロン
これは聞き慣れないオプションですが、簡単に言うとリアバンパーの下をボディカラーにペイントするというもの。
これによって塊感が演出されることになり、しかしそのぶん汚れが目立ったり、(リアタイヤが巻き上げた)飛び石によるキズのリスクを負うことにはなります。
価格は74,000円で、ぼく自身が新車オーダーしていたら、まず選ばない、しかし(中古車なので、ほぼタダで)ついてきて良かったとも思うオプションです。
なお、ペイントしていな状態だとこんな感じ。
20インチ MacanTurboホイール サテンプラチナ塗装仕上げ
この車両に装着されるオプションで最も高価(606,000円)なのがこの20インチホイール。
もともとマカンSに装着されるのは18インチホイールで、19インチだと92,000~309,000円、20インチだと606,000~633,000円、21インチだと593,000~791,000円という選択肢が用意されています(ポルシェは多数のホイールをオプションとして用意している)。
これについても、自分で新車注文していたならば、19インチまでにとどめていたかもしれません。
なお、「20インチ」の見栄えは良いですが、摩耗したときの交換費用がちょっと恐ろしいですね(マカンSは車体重量があり、しかもパワフルなので、おそらく交換サイクルは718ケイマンよりも早いだろうと予測)。
このホイールの表面は「サテン」つまりマット仕上げを持っており、「汚れやすいのか汚れにくいのか」は不明で、「汚れを落としやすいのかそうでないのか」も不明。※この手の風合いを持つホイールは経験がない
このあたりは納車され、しばらく乗ってみてから改めてレビューを公開したいと思います。
LEDマトリックスヘッドライト(PDLS付)
こちらはもっとも「装備されていて嬉しかった」オプション、LEDマトリックスヘッドライト(PDLS付)。
「照射範囲調整機能、コーナリングライト調整機能、速度感応式照射範囲調整機能およびヘッドライトクリーニング機能」を有していますが、照射範囲調整機能はありがたく、高速道路の走行や暗い夜道を走ることが多いぼくにとっては非常に高い利便性が感じられます。
たとえば高速道路の表示を照射してくれたり、道路脇の植え込みを照らしてくれたり、前方の人や動物を捉えてくれたりといったところが非常に便利ですね(以前に乗っていたアウディTTに装備されており、なんて便利なんだ!と思った)。
なお、LEDデイタイムランニングランプはバー状の「クワッド」グラフィックとなり、これは最新のポルシェらしい部分。
自分で新車オーダーを掛ける際にも必ず選んでいたと思いますが、おそらくはインナーがブラックとなる「LEDヘッドライト ブラック(251,000円)」を選択していたかもしれません。
プライバシーガラス
これもやはりぼくにとっては必須、そして「ついててよかった」オプションのひとつ。
オプション価格は79,000円とけっこう高く、考え方次第では、「(新車注文時に)これを選ばずに納車を受け、納車後にショップでスモークを貼ってもらったほうがずっと安い」ということになります。
なお、純正のプライバシーガラスはちょっと濃い、という印象。
パノラマルーフシステム
これも「自分では選ばない、しかし付いててよかった」オプション。
新車装着時に選択すると268,000円を要するため、おそらく自分では(新車オーダーをかけたとしたら)選ばなかったかもしれません。
なお、これは「付いているのと付いていないのとでは」下取り/売却時の価格がけっこう変わる、という話も聞いたことも。
いわゆる2パネル式ガラスサンルーフで、フロント側の電動昇降開閉に加え、ローラーブラインド、リモートクロージング機能を内蔵しています。
ポルシェアクティブサスペンションシステム(PASM)
これはダンピングを「Normal, SPORT、SPORT PLUS」の3つから選択できる可変サスペンション(アダプティブサスペンションではない)。
ポルシェにとっては必須とも言えるもので、やはりこれのあるなしで下取り/売却価格が変動する模様。
よって、これも「必ず選んでいただろう」装備ですが(今まで乗ってきたポルシェにも装着してきた)、正直言うと納車後に嬉しがって使用する以外はあまり活用する機会はなかったな、とも記憶しています。
価格は193,000円。
ポルシェ・マカンSにはこんなオプションが装着されていればなお良かった
この車両について、おおよそぼくが求めるオプションは装着されているものの、欲をいうならば「アダプティブエアサスペンション(438,000円)」「スポーツクロノパッケージ(190,000円)」、「スポーツテールパイプ:ブラック(129,000円)」、「ポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB(495,000円)」「スポーツデザインドアミラー(78,000円)」「サイドウインドートリム ブラック(34,000円)」「PORSCHEロゴ ブラック塗装仕上げ(44,000円)」あたりが装着されていれば良かったなあ、とも考えています。
それにしてもポルシェのオプション価格は非常に高価であるということがわかりますね。